この記事では、「独り立ち」と「自立」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「独り立ち」とは?
周りの力を借りずに、自分だけで前向きに人生を進むことを「独り立ち」【ひとりだち】といいます。
例えば、今まで寮に入って勉強していた学生が学校を卒業したのを機に、アパートを借りて新たな人生を歩むのです。
使い方としては、「弟が独り立ちするため東京に出た」といった使い方します。
このように、ひとりの力で生活するため、仕事して生きる行動を指すのです。
「自立」とは?
人からの援助や力を必要とせず、自ら立ち上がって人生を歩くことを「自立」【じりつ】といいます。
例えば、「末っ子が自立して大阪に家を借りた」と家賃も自ら払い、これから家族を作って生きる様子を指すのです。
また、従順に属していた団体から抜け出し、自らを律するため別行動して地位を築き上げる意味でも使われています。
「独り立ち」と「自立」の違い
ここでは「独り立ち」と「自立」の違いを、分かりやすく解説します。
自分だけの力で前向きに生きる行動を「独り立ち」といいます。
人の助けは借りず、おしめした子供が立ち上がり、自らの足で歩くその姿を指すのです。
もう一方の「自立」は自分の足で立ち上がるため律する意味で使われています。
この2つの大きな違いは「独り立ち」が独力で生きるのに対して、「自立」は1人で生きる気持ちを強く持ち、何があっても挫折せずこれからの人生を立派に生きようと思う気持ちが強く出ている点です。
「独り立ち」の例文
・『娘は子供が高校卒業後に独り立ちできるよう勉強させた』
・『やる気のない弟が独り立ちできるよう家族が背中を押した』
「自立」の例文
・『車椅子の人も自立した仕事ができる職業を選んだ』
・『長男は18歳で自立して、大阪で事業を展開した』
まとめ
「立」を使っていますが、「独り」と「自」に違いがあります。
どういった行動を指すかに注目して、うまく使い分けてみましょう。