この記事では、「経歴」と「来歴」の違いを分かりやすく説明していきます。
「経歴」とは?
今までに経験してきた仕事、身分、地位、学業などの事柄を意味する言葉です。
「経歴」という言葉は、その人の能力や実績を示すものとして、履歴書や職務経歴書などに記載されることが多いと考えられます。
また、「経歴」は、その人の一部分を切り取って表現する言葉です。
「来歴」とは?
物事の現在に至るまでの経過状態を意味する言葉です。
「来歴」という言葉は、物事の由緒や由来を知るために使用されると考えられます。
また、「来歴」には、人の経歴と同じ意味もありますが、この場合は、その人の生まれから現在までの動きを網羅的に表現する言葉だと言えるでしょう。
「経歴」と「来歴」の違い
「経歴」と「来歴」の違いを、分かりやすく解説します。
「経歴」と「来歴」は、似たような意味をもつ言葉ですが、使用される場面やニュアンスの違いがあります。
「経歴」は、今まで経験してきた仕事、身分、地位、学業などの事柄を表現する際に使用する言葉です。
その一方で、「来歴」は、物事のそれまで経てきた次第や由緒を表現する際に使用する言葉です。
人の経歴や履歴という意味もありますが、その場合は生まれてから現在までの一生を網羅するニュアンスがあると言えるでしょう。
「経歴」の例文
・『彼の経歴は非常に豪華だが、それが詐称だと先日発覚した』
・『人によっては、とにかく自分の経歴を豪華にすることだけに注力する人もいる』
「来歴」の例文
・『彼女は来歴の話になるとはぐらかすので、非常に怪しいと感じます』
・『この作品の来歴を調べたいが、未だに不明らしい』
まとめ
「経歴」と「来歴」の違いとしては、「経歴」が仕事や地位などの一部分を指すのに対し、「来歴」が生まれてからの全てを指すという点が挙げられます。
また、「経歴」は人に関する言葉ですが、「来歴」は人以外の物事にも使える言葉だと言えるでしょう。