「耐える」と「忍ぶ」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「耐える」と「忍ぶ」の違いとは?言い換え

この記事では、「耐える」「忍ぶ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「耐える」とは?

辛いと思う状況から逃げ出さず、じっと我慢するのが「耐える」【たえる】です。

例えば、軍隊では食べられない状況であっても戦場に留まり、敵を撃つ状況に耐える必要があります。

使い方としては、親から勉強しろ、部活を休むなと言われ続けても反論はしません。

このように痛いとか、精神的につらいと思う状況であっても逃げず、気力や根性で耐え抜く状況を指すのです。

「忍ぶ」とは?

人目につかないように、極力裏通りを歩くようにして行動することを「忍ぶ」【しのぶ】といいます。

それほど悪いと思う行為したとき、周りの目を避けて生きる状況で見せる行動を指すのです。

使い方としては「恥を忍ぶ」といえば恥ずかしいと感じても、その状況を堪える意味で使われています。

また、「忍ぶ心」といえば、恋愛において相手を密かに慕う気持ちを伝えるのです。

「耐える」と「忍ぶ」の違い

ここでは「耐える」「忍ぶ」の違いを、分かりやすく解説します。

酷く辛い状況から逃げず、その場所で我慢して生き抜くことを「耐える」といいます。

このことから、「酒乱の親との生活に耐える」と子供がいかに悲惨な状況を我慢して生きているか伝えられるのです。

もう一方の「忍ぶ」は、人目を避けるようにして生きる人間の様を表します。

こういった行動する理由には家族が事件を起こし、世間の目を避けて生きる必要があるからです。

「耐える」の例文

・『愛する猫が交通事故で死んで悲しいが、妹は耐える』
・『悲惨な生活する人もいると分かり、耐える意味を知った』

「忍ぶ」の例文

・『息子が爆破事件を起こし、家族は世間からの屈辱に忍ぶ』
・『人様のお金を盗んだ者は一生恥を忍ぶ必要がある』

まとめ

逃げ出さず、その状況に我慢する必要がある場面で使う言葉です。

ただ、自分なりにどういった状態で使えばより意味が通じるかに焦点を当ててみるといいでしょう。