物事や行為の程度が大きいことやよく出来ていることを表す言葉には「なかなか」や「結構」があります。
この記事では、「なかなか」と「結構」の違いを分かりやすく説明していきます。
「なかなか」とは?
「なかなか」とは物事が予想していたよりも良い時や大きく上回ることを表す時に使う言葉です。
「なかなか」は「中々」と書くことが可能であり、一般的な会話でもよく使われています。
「なかなか」はこれ以外にも物事が簡単に成功しないことや予想とは反対の結果になる時にも使うことが可能です。
「結構」とは?
「結構」とは物事が優れていることや欠点がないこと、満足していることを表す時に使います。
「結構」はこれ以外にもう十分であることを表す意味もあり、物事などを断る時によく使われています。
さらに「結構」はそれなりに十分な量があることを表す時にも使うことが可能です。
「結構です」は基本的に断りを入れる意味で使われますが、「結構」には十分であることや満足しているという意味があるので誤解される可能性があります。
「なかなか」と「結構」の違い
「なかなか」とは物事や程度が予想していたよりも良いことや上回ることを表す言葉であり、驚く時にも使います。
「結構」は物事が優れていることや満足しているという意味と、それ以上必要としないことや断ることを表す時にも使います。
「なかなか」の例文
・『あの選手はなかなかボール運びが上手なので、次の試合は気をつけてください』
・『人生はなかなかどうして上手くいかないものであり、酒でも飲まないとやってられない』
「結構」の例文
・『結構なお手前と言われたので謹んで受け取りました』
・『結構頑張っているのですがイラストを上手に描くのはまだまだ難しいなと思っています』
まとめ
「なかなか」や予想外に良いことや上回っていることを表す言葉です。
「結構」は欠点がないことや満足していること、十分なのでもういらないことを表す言葉です。