この記事では、「どんこ」と「しいたけ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「どんこ」とは?
椎茸のかさが完全に開いてしまう前に採り、しっかり天日干しで乾燥させたものを「どんこ」といいます。
元々は水分を多く含んだ生しいたけでしたが、長期保存ができるよう干した椎茸を指すのです。
水に戻せばまた肉厚な身を楽しめる茸になり、焼いて醤油やバターを付けて食べたり、天婦羅、すき焼き、寿司にして食べられているのです。
元々は中国が発祥の地であり、栄養がぎゅっと詰まった寒い冬に収穫して保存しておく「冬菇 」【ドォングゥー】という歯ごたえがある生しいたけを指します。
「しいたけ」とは?
マツタケ目のキシメジン科である「しいたけ」は20億年前にはすでにあり、現在ではスーパーで気軽に買える茸です。
食用として栽培されていて、比較的安い値段で買えます。
世界では三大栽培キノコとして認知度が高いほど支持されています。
栄養としてはグアニル酸やビタミン類の他、葉物野菜のように多くの食物繊維を含む茸です。
また、栽培方法は原木に穴を開けて、そこに「しいたけの菌」を付けて日陰の涼しい場所で栽培します。
日本では江戸時代から栽培されていて、倒れた椎【しい】の木になっていた茸から名前が付きました。
「どんこ」と「しいたけ」の違い
ここでは「どんこ」と「しいたけ」の違いを、分かりやすく解説します。
椎茸の一種として巷に出回る「どんこ」は中国が発祥の茸で、完全にカサが開く前に採って乾燥させたものです。
肉厚で食べ応えがあるだけでなく、冬の寒い時期に収穫したことで味も濃厚になります。
また、「しいたけ」よりもころんとした傘に丸みを帯びた形状が目を引く茸です。
もう一方の「しいたけ」は傘が開いているため切りやすく、味もよくしみ込みます。
また、煮付けや和え物など幅広い料理に使えるのが魅力です。
「どんこ」よりも多く収穫されているため価格も安く買えて、日本では気軽に食べられています。
まとめ
2つとも見た目がそっくりですが、形状や厚みに違いがあります。
もう少し深堀してみればさらに細かく比較できる部分が見えてくるでしょう。