物事や状態が安全なことや平和なことを表す言葉には「安泰」や「平穏」があります。
この記事では、「安泰」と「平穏」の違いを分かりやすく説明していきます。
「安泰」とは?
「安泰」は「あんたい」と読む言葉であり、物事や状態が無事なことや安らかなことを表します。
「安泰」は危険がないことやこれが終わった状態を表す時にも使うことが可能です。
「安泰」は個人の健康や状況、集団や国など色々なものにも使えます。
「安泰」の類義語「安寧(あんねい)」や「安穏(あんのん)」があり、これらは平和的な状態を表すのが特徴です。
「平穏」とは?
「平穏」は「へいおん」と読む言葉であり、特に変わったこともなく穏やかな状態を表します。
「平穏」は特別なことや非日常的なことが発生していないという意味もあり、普段通りという意味としても使うことが可能です。
「平穏無事」とは状態が穏やかであり安らいでいることを表す言葉であり、健康の無事を祈る時にも使います。
「平穏」の類義語には「平静」や「冷静」、「沈着」があります。
「安泰」と「平穏」の違い
この2つはどちらも物事や状態が無事なことや安らかなことを表す言葉です。
「安泰」とは危険がない状態を表す意味があり、「平穏」は特別なことや非日常的なことが起こっていないという意味があります。
「安泰」の例文
・『国家安泰を祈るために古い時代では様々な儀式が用いられていました』
・『色々なトラブルがありましたが現在は一家安泰となっており楽しく生活しています』
「平穏」の例文
・『航海士は海が平穏なことに感謝しており、このまま天候が悪くならずに進むことを祈りました』
・『彼は入院中でも平穏な顔付きをしていましたが、それでも彼女は毎日お見舞いに来ました』
まとめ
「安泰」は危険がなく無事なことや平和なことを表す言葉です。
「平穏」は特に変わったことがない状態や安らかな日常を表す時に使う言葉です。