「間違い」とは?言い換えを徹底解釈

「間違い」とは?言い換え

この記事では、「間違い」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。

「間違い」という言葉の意味

「間違い」という言葉は、動詞で使われている「間違う」の名詞用法で、この動詞の「間違う」は、「間違えたり区別がつかなかったりする」意味をもつ「紛(まが)う」と、「2つの物が一致しない」さまを表す「違(たが/ちが)う」が混合した表現であると言われています。

「間違い」という言葉の1つ目の意味は、「真実と食い違っている」です。

2つ目は「過失(かしつ)」「過ち」などを表す意味合いで使われており、正とされている物や、正常な状態からかけ離れている状態を示す際に用いられる文言です。

「間違い」の類語や言い換え

「間違い」という言葉の類語や言い換えは以下の通りです。

『取りこぼし』
「勝てるはずだった勝負に負けてしまう」さまを表す言葉で、普段通りの調子で臨んでいれば、取れるはずだったものが取れなかった際に用いられる表現です。

・『とちる』
元々は浄瑠璃(じょうるり)や歌舞伎(かぶき)などの舞台で、せりふやしぐさなどを間違えた際に使われていた言葉で、「ミスをする」さまや「焦ってうろたえる」様子などを表しています。

・『粗相(そそう)』
「自分の不注意や軽率さなどから過ちを犯す」さまや、「大なり小なり便をもらしてしまう」様子などを示す言葉で、言動や態度などがそそっかしく、あまり深く考えずに行動を起こした末の不始末などを指して使われる文言です。

・『失態(しったい)』
「自らの面目を損なうようなしくじり」「誤った方法や手段などにより良い結果を得ることができない」さまを表す言葉で、それによって体裁が悪くなってしまう失敗や、名誉を傷つけられるようなミスなどを指して使われています。

「間違い」の類義語

「間違い」の類義語は以下の通りになります。

・『矛盾(むじゅん)』
文字どおり「ほことたて」を表す言葉で、転じて「つじつまの合わない」さまや「論理が一貫していない」様子を示す文言になります。

・『不整合(ふせいごう)』
元々は古い地層や岩石などの上に、新しく積もった異なる地層との関係性を表す言葉でしたが、転じて「整合しない」さまや「論理的に矛盾がある」様子などを表す表現になります。

・『不一致(ふいっち)』
文字どおり「一致しない」さまを表す言葉で、複数の物がぴったりと合わなかったり、揃わない際に使われる文言です。

・『不純(ふじゅん)』
「純粋でない」さまや「まじりけのある」様子などを表す言葉で、どこかひねくれたところのある実態を示す表現になります。

まとめ

今回は「間違い」という言葉について紹介しました。

「間違い」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。