この記事では、「昏睡」と「気絶」の違いを分かりやすく説明していきます。
「昏睡」とは?
「昏睡」は「こんすい」と読みます。
「昏睡」は、「前後も知らず、深く眠り込むこと、またその眠りのこと」です。
例えば、お酒を飲みすぎて、前後も知らずに深く眠り込んでしまった時、「昏睡」という言葉を使います。
また「昏睡」には「高度の意識障害の状態」という意味があります。
完全に意識が失われてしまい、こんこんと眠っている場合に、「昏睡」という言葉を使うことができます。
「気絶」とは?
「気絶」は「きぜつ」と読みます。
「気絶」は、「一時的に意識を失うこと」です。
また「失神」という意味があります。
通常通りに生活していたのに、ショックや強い刺激などがきっかけで、一時的に意識を失うとき、「気絶」という言葉を使うことができます。
「昏睡」と「気絶」の違い
「昏睡」と「気絶」の違いを、分かりやすく解説します。
「昏睡」は、「前後も知らず、深く眠り込むこと、またその眠りのこと」です。
一方で、「一時的に意識を失うこと」です。
このようにどちらも、「意識を失うこと」を意味する言葉という共通点があります。
しかし「昏睡」は「眠ることによって意識を失うこと」を指すのに対して、「気絶」は「刺激などによって、一時的に意識を失うこと」を意味する言葉という大きな違いがあります。
「昏睡」の例文
・ 『お酒を飲みすぎて、昏睡した友達』
・ 『昏睡状態になり、なかなか目を覚まさない』
「気絶」の例文
・ 『電気ショックを受けて、気絶した』
・ 『事件のショックのあまり、気絶してしまった友達』
まとめ
「昏睡」と「気絶」の違いについて見てきました。
2つの言葉には似た意味がある一方で、まるで違う意味があることが分かりました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、きちんと使い分けてみてはいかがでしょうか。