この記事では、「異なる」と「相違」の違いを分かりやすく説明していきます。
「異なる」とは?
動詞として使用されることが多く、一つのものが他のものと違っていることを意味する言葉です。
また、形容動詞として「異なった」という形で使用されることもあります。
「相違」とは?
名詞として使用されることが多く、二つのものがお互いに違っていることを意味する言葉です。
また、動詞として「相違する」という形で使用されることもあります。
「異なる」と「相違」の違い
「異なる」と「相違」の違いを、分かりやすく解説します。
「異なる」と「相違」という言葉は、どちらも同じでないことや違いがあることを表現する言葉ですが、使い方やニュアンスに違いがあります。
その中で、「異なる」と「相違」の違いは、対象が二つか二つ以上かというところにあると考えられます。
対象が二つある場合は、「相違する」と「異なる」を用いることが可能ですが、対象が三つ以上の場合、「相違する」を用いることは不可能だと考えられます。
また、「異なる」は、一つのものが他のものと違っていることを客観的に述べる言葉ですが、「相違」は、二つのものがお互いに違っていることを主観的なニュアンスを与える言葉だと言えるでしょう。
「異なる」の例文
・『世界中の異なる文化をもつ国の人々と交流することは楽しい』
・『彼は私が思っている人間とは異なるようだ』
「相違」の例文
・『2人の考えは、根本的に相違があるように感じる』
・『彼ら2人の意見に相違があるので、どちらの言うことが正しいのか分からない』
まとめ
「異なる」と「相違」は、似たような意味をもつ言葉ですが、ニュアンスや使い方には違いがあります。
「異なる」は、一般的に、同じでないことや他と違うことを表現する言葉です。
その一方で、「相違」は、二つのものの間に違いがあることや対立することを表現する言葉です。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。
