「すると」と「それで」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「すると」と「それで」の違いとは?言い換え

この記事では、「すると」「それで」の違いを分かりやすく説明していきます。

「すると」とは?

前に述べた事柄から自然に導かれる状況を説明するときに使う接続詞です。

「すると」は物事の詳しい状況を述べる必要があります。

また、「すると」の後に続く言葉は過去形が多いと考えられます。

「それで」とは?

前に述べた事柄を受けて、それを理由にして後の事柄を導くときに使う接続詞です。

「それで」は単純に物事の理由を述べるだけで良いと考えられます。

また、「それで」は話題を変えたり相手に話を促したりするときにも使えます。

「すると」と「それで」の違い

「すると」「それで」の違いを、分かりやすく解説します。

「すると」「それで」は、似たような意味を持つ接続詞ですが、使い方には違いがあります。

「すると」は何かが続けて起こったことを表します。

前の文と後の文の間には、因果関係はありません。

その一方で、「それで」は先に述べたことが、後に述べることの原因であることを表す言葉です。

前の文と後の文の間には因果関係があります。

「すると」の例文

・『公園でピクニックしていました。すると雨が降って来ました』
・『部屋でのんびりしていると、電話が鳴りました。すると、ベルも鳴りました』

「それで」の例文

・『明日は雨が降る予報です。それで傘を持って出ることにしました』
・『彼はダイエットのために、ランニングすることにしました。それで、痩せました』

まとめ

「すると」「それで」は、似たような意味をもつ言葉ですが、ニュアンスや使い方に違いがあります。

「すると」とは物事の詳しい状況を述べる必要があるのに対して、「それで」とは単純に物事の理由を述べるだけで良いという違いがあります。

また、「すると」は自然に起こる事象を表すのに対して、「それで」は意志的な行為を表すことが多いという違いもあります。

それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。