時間が経過することを表す言葉には「過ごす」や「暮らす」があります。
この記事では、「過ごす」と「暮らす」の違いを分かりやすく説明していきます。
「過ごす」とは?
「過ごす」とは特定のことをして時間を費やすことや日々の生活をおくること、そのままにしておくことを表す言葉です。
「過ごす」はこれ以外にも物事の程度を越すことや度を超して行動するという意味もあります。
この場合の「過ごす」は「寝過ごす」や「見過ごす」のように使われており、基本的に動詞の連用形に付く形で使うのが特徴です。
「過ごす」は英語で“spend”や“pass”と書きます。
「暮らす」とは?
「暮らす」とは日が暮れる時間帯まで時を過ごすという意味や月日を過ごすという意味があります。
「暮らす」はこれ以外にも生計を立てることや一日中特定の行為することを表す時にも使うことが可能です。
「遊び暮らす」は一日中遊びに集中するという意味の言葉であり、日を跨いだ連続行動には使えません。
「暮らす」は英語で“live”であり、この名詞である“living”は暮らしや生活、住居のリビングなどを表します。
「過ごす」と「暮らす」の違い
この2つはどちらも時間を費やすことや日々の生活をおくることを表す言葉として使います。
「過ごす」は「寝過ごす」や「見過ごす」のように動作の経過を表す時にも使われています。
「過ごす」の例文
・『この町で過ごすことになってから3年が経ちましたが、住めば都という言葉どおり楽しく生活しています』
・『探偵は細かいヒントも見過ごすことが不可能な人物であり、忍耐力の高い人として知られています』
「暮らす」の例文
・『彼女と暮らすことになったので日用品や食器などを買い足しに行きました』
・『実際に暮らす部屋は内覧してみないと分からない点が多いので、必ずお店の人と一緒に行って下見します』
まとめ
「過ごす」は時間を費やすことや程度を越すことを表す言葉であり、「暮らす」は生活することや生計を立てることを表す言葉です。