「ブレーカー」や「分電盤」は事故や震災などが起こった際に電気を遮断する装置を表す言葉です。
この記事では、「ブレーカー」と「分電盤」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ブレーカー」とは?
「ブレーカー」とは特定以上の量の電気が流れた際に強制的に遮断する装置を表す言葉です。
「ブレーカー」はこのような状態になった際の漏電や事故を未然に防ぐために使われており、多くの家庭や建物に設置されています。
「ブレーカー」はこれ以外にも電気系統の工事や作業する際に手動で電気を止めるためにも使うことが可能です。
「分電盤」とは?
「分電盤」とは電気を負荷回路に分岐する装置を表す言葉であり、配線用遮断器や漏電遮断器などがまとめて設置されています。
この「分電盤」はそれぞれの部屋や場所に応じた「ブレーカー」も設置されており、個別に遮断することが可能です。
「分電盤」も「ブレーカー」同様に事故や漏電による火災を防ぐために自動で遮断する機能を持っています。
現代の「分電盤」はオール電化対応のものや太陽光発電に対応したものも存在します。
「ブレーカー」と「分電盤」の違い
「ブレーカー」は事故や火災が発生した際に電気を自動的に遮断して漏電などを防ぐ装置を表す言葉です。
「分電盤」は「ブレーカー」を複数設置したものや色々な電気回路を繋ぐ装置をまとめたものを表す言葉です。
「ブレーカー」の例文
・『落雷でブレーカーが落ちてしまったので暗い中でスイッチを探しました』
・『火災の時にブレーカーが自動的に落ちたので何とか事故は防げました』
「分電盤」の例文
・『分電盤の扉が開いていたのでマンションの管理人さんに連絡しました』
・『オール電化の工事するために分電盤も交換することになりました』
まとめ
「ブレーカー」や「分電盤」は落雷や火災、震災などが発生した際に自動的に電気回路を遮断する装置を表す言葉であり、ほぼ全ての家庭や建物に設置されています。