この記事では、「ロジックツリー」と「ピラミッドストラクチャー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ロジックツリー」とは?
「ロジックツリー」とは物事の問題を分解して論理的に考えるフレームワークです。
まず論題となる大きな目標や問題おいて、それはどのような問題を抱えているかを一つひとつ枝として伸ばします。
そしてその枝として伸ばした問題はどんな問題を内包しているか、解決するためにどうするかを更に枝として分岐させて伸ばしていき、問題を解決するための手段や手順を分析していくという手法です。
テーマが幹にあたり、そこから論理的に分析して問題や解決策を枝として伸ばしていくことからロジックツリー(論理の木)と呼ばれています。
「ピラミッドストラクチャー」とは?
「ピラミッドストラクチャー」とは主張とその根拠を示すフレームワークです。
主張を頂点に置き、その下にどうしてそう考えたのかという根拠を置き、さらにその下にも同じようにいくつかの根拠を連ねていくという形になります。
こうして根拠を連ねることで考えを整理でき、どういった思考を辿ってその主張に至ったかがわかりやすくなるという手法です。
主張を頂点にしてその根拠や思考が広がっていく構造がピラミッドのような形となっていることからピラミッドストラクチャー(ピラミッド構造)という名前がつきました。
「ロジックツリー」と「ピラミッドストラクチャー」の違い
「ロジックツリー」と「ピラミッドストラクチャー」の違いを、分かりやすく解説します。
物事を分解して問題を分析するフレームワークが「ロジックツリー」で、主張とその根拠を示すフレームワークが「ピラミッドストラクチャー」です。
「ロジックツリー」では問題からそれを解決するための問題を伸ばして細部まで問題解決の方法を考えるためのもので、「ピラミッドストラクチャー」は主張からなぜそう考えたのかという根拠を連ねることでどうしてそういう主張や結論になったのかをわかりやすく整理するためのものになります。
まとめ
一つの点からいくつもの要素が枝となっている様子は似通っていますが、何を目的とした手法なのかが違います。
「ロジックツリー」は問題を解決するため問題を枝葉に分解していく手法で、「ピラミッドストラクチャー」は主張や結論に至るまでの思考や根拠と言った理論をピラミッドのように構築して、ちゃんとした形に整列させるための手法です。