「衛生ボーロ」と「たまごボーロ」はいずれも「ボーロ」という言葉が使われていますが、意味の違いはあるのでしょうか。
この記事では、「衛生ボーロ」と「たまごボーロ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「衛生ボーロ」とは?
「衛生ボーロ」は「えいせいぼーろ」と読む言葉で、「株式会社西村衛生ボーロ本舗が販売する、馬鈴薯でんぷん、卵、砂糖、水あめを混ぜて焼いた幼児用の丸い小型の子」を意味します。
「ボーロ」はポルトガル語で「お菓子」を意味する“bolo”が由来となったカタカナ語で、現在は「小麦粉やでん粉、卵、砂糖などを混ぜて焼く丸い小型の菓子」という意味で普及しています。
「衛生」については、「栄養価が高く、衛生的で消化の良いお菓子を子どもたちに提供したい」との想いで名付けられたそうです。
「たまごボーロ」とは?
「たまごボーロ」は「小麦粉やデンプン、卵、砂糖などを混ぜて焼く小さな丸いお菓子」を意味し、幼児の離乳食などに用いられるお菓子のことを指します。
こちらの「ボーロ」の由来は、先述したポルトガル語の“bolo”と同じと考えられています。
「衛生ボーロ」と「たまごボーロ」の違い
「衛生ボーロ」も「たまごボーロ」も「幼児用の丸い小型菓子」という意味を持つ点は共通していますが、次のような違いがあります。
「衛生ボーロ」は「株式会社西村衛生ボーロ本舗が販売するボーロ菓子」を意味し、「馬鈴薯でん粉、卵、砂糖、水あめ」のみを原料としているのが特徴的です。
一方、「たまごボーロ」は「小麦粉やでん粉、卵、砂糖などを混ぜて焼く小さな丸いお菓子」の名称のひとつで、主に名古屋から北の地域で普及しているといわれています。
「たまごボーロ」の他には、「乳ボーロ」や「ミルクボーロ」「ミニボーロ」「ベビーボーロ」といった呼び名があります。
なお、「衛生ボーロ」と「たまごボーロ」は見た目がほぼ同等とされ、「口当たりがよく、口内ですぐ溶けるような軽い味わい」なのも両者ほとんど同じとされています。
まとめ
「衛生ボーロ」は「株式会社西村衛生ボーロ本舗が販売する、馬鈴薯でんぷん、卵、砂糖、水あめを混ぜて焼いた幼児用の丸い小型菓子」を示し、「たまごボーロ」は「小麦粉やでん粉、卵、砂糖などを混ぜて焼く、小型で丸い幼児用菓子の名称のひとつ」を示します。
ぜひお菓子に関する言葉の違いを知る参考にしてください。