この記事では、「炊き込みご飯」と「ピラフ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「炊き込みご飯」とは?
炊飯器に洗った米粒を入れて、お好みの食材を一緒に加熱して炊いた料理を「炊き込みご飯」【たきこみごはん】といいます。
食材の味が出る筍や椎茸、松茸、アサリ、鶏肉、ひじきといったものがよく選らばれていて、彩りも考えて料理するご飯です。
炊き込めば食材の旨みと香りがご飯に染み込み、食欲がそそられます。
味付けは塩や魚のダシを使ったり、醤油と砂糖を入れてしっかり味付けしたものが一般的です。
中には鯛を丸ごと入れてダシを取り、食べる前に混ぜる「炊き込みご飯」も人気があります。
「ピラフ」とは?
バターで生米を炒めて、ブイヨンで炊く料理をフランスでは“pilaf”「ピラフ」といいます。
海老やグリーンピース、人参、卵といった彩りを考えて野菜を小さく切り、魚や肉の旨みが出たブイヨンを入れて炊き、味をしっかり染み込ませるのです。
具材は西洋料理でよく使われているイカや蛸、鶏肉といった味の出る食材に彩りとしてピーマン、茸といった野菜を小さく切って炒めます。
元々はトルコが発祥の料理であり、玉葱を細かくみじん切りにしてご飯と一緒に炒めて作り、魚や肉と盛り付けて食べる料理でした。
「炊き込みご飯」と「ピラフ」の違い
ここでは「炊き込みご飯」と「ピラフ」の違いを、分かりやすく解説します。
お米を洗い、魚や茸、根野菜、肉といった食材を食べやすく切って一緒に炊く料理を「炊き込みご飯」と呼びます。
淡白な味のご飯に食材の味が染み込み、美味しく食べられるのが魅力です。
具材の旨みを米に移すのが目的であり、見た目も彩り良く楽しめる料理を指します。
もう一方の「ピラフ」はバターで食材と生米を軽く炒めてブイヨンで炊き上げた料理です。
白身魚や鶏肉、玉葱、人参といった彩りも考えた食材を選んで使います。
まとめ
米を使った料理ですが、和食か洋食かに違いがあります。
使われている食材や調理の仕方を比較してみるのもいい勉強になるでしょう。