「出刃包丁」と「三徳包丁」はいずれも「包丁」という言葉が使われていますが、意味が異なるため区別して覚える必要があります。
この記事では、「出刃包丁」と「三徳包丁」の違いを分かりやすく説明していきます。
「出刃包丁」とは?
「出刃包丁」は「でばぼうちょう」と読む言葉で、「料理に使用する刃物」である「包丁」のうち「峰部分が厚く、刃の幅が広い、先が尖ったもの」のことを指します。
主に「魚を下ろすため」に使用されている包丁で、「出刃」と略して呼ばれることもあります。
「三徳包丁」とは?
「さんとくほうちょう」と読む「三徳包丁」は「料理に使用する包丁の一種」で、「家庭用として多く使用されている包丁」を意味します。
「野菜」「肉」「魚」の3種類の食材に使えることが名前の由来とされており、幅広い食材に用いることが可能です。
「文化包丁」や「万能包丁」と呼ばれる場合もあります。
「出刃包丁」と「三徳包丁」の違い
「出刃包丁」も「三徳包丁」も「調理に使う刃物」という意味を持つ点は共通していますが、次のような違いがあります。
「出刃包丁」は「刃の幅が広く、峰部分が厚い、先端が尖った包丁」を意味します。
主に「魚をさばく際」に使用される包丁で、三枚おろしにしたり、刺身にしたりする際に用います。
「出刃包丁」には様々な種類がありますが、刃渡りが15〜20cm程度、重量が200〜250g程度のものが一般的とされています。
また、最近では魚だけでなく肉をカットする包丁として使用されるケースもあるようです。
一方、「三徳包丁」は「一般家庭で多く用いられている包丁」を意味し、刃渡りが15〜18cm程度、重量が130〜200g程度のものが使いやすいとされています。
野菜や肉、魚、果物といった様々な食材に対応できる包丁として知られ、「普段使い」や「最初の包丁」として選ぶのに適しています。
まとめ
「出刃包丁」は「魚をさばく際に使う包丁」を示し、「三徳包丁」は「様々な食材に対応した家庭用の包丁」を示します。
双方の刃渡りの長さや重さなどについてもチェックしておきましょう。
ぜひ参考にして、料理や調理器具に関する言葉の知識を深めてください。