この記事では、「監視」と「モニタリング」の違いを分かりやすく説明していきます。
「監視」とは?
「監視」は「かんし」と読みます。
「監視」には「警戒して見張ること」です。
また、警戒して見張る人のことを「監視」と呼ぶことがあります。
例えば、活火山の動きが不穏で、噴火を警戒して見張る場合、「火山を監視する」などという文章にすることができます。
「モニタリング」とは?
「モニタリング」は「monitoring」と英語表記することができます。
「モニタリング」は「監視すること」という意味、また「観察して記録すること」です。
例えば、大気中の放射線量を自動観測する設備のことを、「モニタリングポスト」と呼ぶことがあります。
「監視」と「モニタリング」の違い
「監視」と「モニタリング」の違いを、分かりやすく解説します。
「監視」には「警戒して見張ること」です。
一方で「モニタリング」にも「監視すること」です。
この意味で共通の言葉と言えます。
ただし「モニタリング」には「観察して記録すること」という意味があるという、大きな違いがあります。
そのため、自然や機械の動きなどを、観察して記録する場合は、「モニタリング」という言葉を使うことができますが、「監視」という言葉を使うことはできません。
「監視」の例文
・ 『妻の監視が厳しくて、異性と食事に行けない』
・ 『監視をかいくぐり、刑務所を脱走する』
「モニタリング」の例文
・ 『モニタリングによって、動物の行動様式の理解が進む』
・ 『モニタリングステーションは、放射線を測定するための施設だ』
まとめ
「監視」と「モニタリング」の違いについて見てきました。
2つの言葉には、共通の意味がありますが、一方で大きな意味の違いがあることが分かりました。
2つの言葉の意味の違いを知り、きちんと使い分けてみてはいかがでしょうか。