この記事では、「ポン菓子」と「ポップコーン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ポン菓子」とは?
ポン菓子とは、米などの穀物に圧力をかけて一気に解放することで膨らませたお菓子のことをいいます。
穀類膨張機と呼ばれる器械を使って作ります。
大正時代から昭和の中期ごろまでは、子どもの定番のお菓子として人気がありました。
米以外にも大麦や小麦、蕎麦、豆、トウモロコシなどを使うこともあります。
現在もスーパーマーケット等で販売されており、おこし状に加工したものやチョコレートに練り込んだもの等色々な種類があります。
また、大麦のポン菓子にチョコレートをまぶしたものは麦チョコと呼ばれています。
「ポップコーン」とは?
ポップコーンとは、トウモロコシの実を炒って爆発させて味付けしたお菓子のことをいいいます。
塩で味付けしたものが定番ですが、キャラメルなどをまぶした甘いポップコーンもあります。
原料のトウモロコシは爆裂種(ポップ種)と呼ばれるものを使います。
炒ることで粒の中の水分が蒸発し、膨張する圧力に耐えられなくなり硬い種皮が弾けてポップコーンになります。
映画館では定番のおやつとして販売されています。
「ポン菓子」と「ポップコーン」の違い
ポン菓子は米などの穀類を圧力をかけて膨らませたお菓子で、ポップコーンは爆裂種のトウモロコシを炒って作るお菓子です。
ポン菓子の材料にはトウモロコシを使うこともあり、その場合にはポップコーンもポン菓子といえます。
ただし、ポップコーンは爆裂種という種類のトウモロコシを使うので、炒るだけで圧力をかけなくても膨らませることができます。
そのためポン菓子とポップコーンは別のものとして区別されることが多いです。
爆裂種ではないトウモロコシも穀類膨張機を使うと膨らませることができます。
まとめ
ポン菓子は米などの穀類を圧力をかけて膨らませたお菓子で、ポップコーンは爆裂種のトウモロコシを炒って作るお菓子です。