この記事では、「健康診査」と「健康診断」の違いを分かりやすく説明していきます。
「健康診査」とは?
内臓を含めて全身が健康であるか検査するのが「健康診査」【けんこうしんさ】です。
頭から手足にいたるまですべて検査する検診を指します。
この診査を定期的に行っていれば、未然に病を発見してより適切な治療ができます。
また、生活習慣病が見つかればどういった食事や運動を取り入れれば健康な体になれるか具体的に医師から助言してもらえるのです。
また、健康に不安を抱える中高年の意識が変り、毎日の食事を見直して体を動かすことに繋がります。
「健康診断」とは?
自分では気付かない奥に潜む病気を早期発見できるのが「健康診断」【けんこうしんだん】です。
もし診断して病気が見つかればどう治療するといいか具体的に医師が判断して、その人の状態により行います。
また、会社員は年に一度無料で診断ができ、血液を採ったり、身体の計測、X線で胸の奥深くを調べるのです。
「健康診断」の時期が近づくと市町村から癌や特定の健診に関わる郵便が届き、送られてきた受診券を持参して診断に行きます。
「健康診査」と「健康診断」の違い
ここでは「健康診査」と「健康診断」の違いを、分かりやすく解説します。
いずれも生活改善、病気を早く見つけて治療ができるようにするために受けるものですが、「健康診査」は高齢期に入る国民が医療費を適切に使えているか調べて、適正化する高齢者医療確保法により行う診査を指します。
もう一方の「健康診断」は労働安全衛生法により、働く人が安心して仕事ができるよう健康な状態であるか診断を受けるのです。
「健康診断」の方が企業で働く人を対象としているのに対して、「健康診査」は高齢者の間で認識され、使われている言い方になります。
まとめ
いかに健康な体を保つかを考えるために役立つ診査と診断にはそれぞれ対象となる人に違いが見られます。
そこに焦点を当てて、どこから書類が送られてきて、どう検査するか調べてみましょう。