「方法」と「方針」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「方法」と「方針」の違いとは?二語の違い

「方法」「方針」はさまざまな場面で使われる言葉です。

2つの言葉はそれぞれどのような意味を持ちどこに違いがあるのでしょうか。

この記事では、「方法」「方針」の違いを分かりやすく説明していきます。

「方法」とは?

「方法」とは、「目的を達成するための具体的なやり方」を意味する言葉です。

目標を達成するためには必要な行動を重ねて結果につなげていく必要があります。

目的というゴールにたどり着くための行動をまとめた具体的な手段や手順のことを「方法」といいます。

ある目的に到達するための道筋は一つではありません。

楽なやり方や確実性の高い手段などいろいろな選択肢がありますが、それらの道筋はすべて目的を達成するためのやり方であり「方法」に当たります。

「方針」とは?

「方針」とは、「ある物事を実行する時の基本的な考え」を意味する言葉です。

物事の実行においてどこを目指すべきでどのようにやっていくのかなど、行動のベースになる基本的な考え方を指します。

大まかな原則としてまとめられることが一般的で、具体的な内容だけでなく抽象的な目標や意欲も「方針」に含まれます。

「方法」と「方針」の違い

「方法」「方針」の違いを、分かりやすく解説します。

「方法」「方針」の違いは「具体性」です。

「方法」は物事を成し遂げるためにたどるべき手順やアプローチなど具体的な内容なのに対し「方針」は方向性や意識など抽象的な考え方を指す、という違いで区別されます。

目標に向かって計画を立てる場合はまず基本的な「方針」を決めたうえで具体的な「方法」を考え、実現に向けて実行していくのが一般的な流れです。

「方法」の例文

・『もっと良い方法はないか考える』
・『うまい方法を思いつく』

「方針」の例文

・『政府の基本方針が発表された』
・『方針に従って進めていく』

まとめ

「方法」「方針」は表すものが全く異なる別の言葉です。

どちらも難しい意味の言葉ではないので基準を理解して正しく区別してください。