「いちゃもん」とは?言い換えを徹底解釈

「いちゃもん」とは?言い換え

この記事では、「いちゃもん」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。

「いちゃもん」という言葉の意味

「いちゃもん」という言葉は、「言い争い」「揉め事」などを表す「いちゃ」という言葉と、「文句」「もん」を組み合わせた言葉で、「文句を言いながら争う様子」を指して使われ始めた言葉です。

「いちゃ」「いちゃつく」「いちゃいちゃ」などで使われている「いちゃ」と同源で、乳母や下女などの「若い女性」を表す言葉です。

「いちゃもん」という言葉の1つ目の意味は、「あれやこれやと文句をつけること」です。

2つ目は「難癖(なんくせ)」「言いがかり」などを表す意味合いで使われています。

「いちゃもん」の類語や言い換え

「いちゃもん」という言葉の類語や言い換えは以下の通りです。

『バッシング』
「叩く」「非難する」などの意味を持つ英単語「bashing」から派生した言葉で、個人や団体などの行いや行為に対して、過剰なまでに手厳しく非難をするさまを表す表現になります。

・『言いがかり』
「他人を困らせるための口実」「筋の通らない文句」などを表す言葉で、理由もなく難癖をつけたり、言い始めて後に引けなくなる様子を示す表現です。

・『難癖(なんくせ)を付ける』
「人や物などの欠点を見つけて非難する」さまを表す慣用句で、無理やり他人のあらを見つけ出してとがめたり、小さな間違いや誤りなどを大げさに非難する様子を表しています。

・『そしる』
「非難する」「けなす」などを意味する言葉で、他人の欠点などを取り上げて悪く言ったり、他人のことを不当に悪く言う際に用いられる言葉です。

「いちゃもん」の類義語

「いちゃもん」の類義語は以下の通りになります。

・『罵(ののし)る』
「悪口を言い立てる」さまや「大声で言い騒ぐ」様子などを表す言葉で、ひどい言葉で悪口を言ったり、他人を罵倒する際に使われる表現です。

・『誹謗中傷(ひぼうちゅうしょう)』 「まったく根拠のない悪口や噂(うわさ)話などを言いふらして、他人を傷つける」さまを表す言葉で、傷を付けるためにわざわざ相手が嫌がるような言葉を浴びせる様子を指して使われています。

・『無理難題(むりなんだい)』
「解決することが不可能に近い問題」「非常識で大変困難な要求」などを表す言葉で、理屈に合わずとうてい解決できないような問題を指して使われれる四字熟語です。

・『揚げ足(あげあし)を取る』
元々は、相撲や柔道などで相手に技を掛けようとして足を取って倒すところから使われ始めた言葉で、「相手の失言や失敗につけこむ」さまや「相手の言葉尻をとらえて必要以上に指摘する」様子などを示す表現になります。

・『ぼろくそに言う』
「物事を極端に低く評価する」さまや「酷評する」様子など表し、物事や人に対してひどく罵る際に用いられる言葉です。

まとめ

今回は「いちゃもん」という言葉について紹介しました。

「いちゃもん」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。