「ワーク」と「ドリル」はいずれも教育に関係する言葉ですが、意味が異なるため区別して認識しておく必要があります。
この記事では、「ワーク」と「ドリル」の違いについて分かりやすく説明していきます。
「ワーク」とは?
「ワーク」は英語で「仕事」を意味する“work”が由来のカタカナ語で、「仕事」「作業」「研究」「勉強」などを意味する言葉です。
また、「生徒のために作られた自習用の練習問題集」を示す「ワークブック」の短縮語としても使われています。
「ドリル」とは?
「ドリル」は英語の“drill”が語源となった言葉です。
「穴をあけるための器具」という意味を持つほか、「知識などを習得するための反復練習」や「反復学習に使用する教材」という意味でも普及しています。
「ワーク」と「ドリル」の違い
「ワーク」も「ドリル」も「練習」や「学習」という意味合いを持つ点は共通しており、両者共に教育分野で使用されていますが次のような違いがあります。
「ワーク」は、生徒が使う自習用の練習問題集を表す「ワークブックの略称」を意味します。
1冊のワークブックの中には幅広い角度から学習する課題がまとめられていることが多く、知識や学力を発展させて応用力や思考力を養う目的で使用されているようです。
一方、「ドリル」は「知識などを習得するためにおこなう反復練習」や「反復学習に用いる教材」を意味します。
同じような問題をくり返すのが特徴で、主として文字の書き方や計算方法といった基礎的な学力を習得するために使用されています。
なお、「ワーク」も「ドリル」も上記以外の意味があり、「ワーク」は「仕事」や「研究」「作業」など、「ドリル」は「穴をあける器具」といった意味が含まれています。
まとめ
「ワーク」は「ワークブックの略称」「仕事」「作業」「研究」「勉強」を示し、「ドリル」は「知識などを習得するための反復練習」「反復学習をおこなう教材」「穴をあける器具」を示します。
教材としての両者の違いについてもチェックしておきましょう。
ぜひ学習に関する言葉の違いを知る参考にしてください。
