この記事では、「散歩」と「徘徊」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「散歩」とは?
気軽に外を散策しながら歩いて楽しむ行動を「散歩」【さんぽ】といいます。
目的もなく、思うがままに好きな場所をゆっくり歩いたり、景色を眺めて楽しむのです。
ただ歩くだけではなく、花の色を楽しんだり、鼻歌を歌って気分を改善させるのも「散歩の醍醐味」になります。
使い方は「散歩には犬を連れて行く」とペットと楽しみ、時折ベンチに座って景色を眺める行動を指すのです。
「徘徊」とは?
自分が住む場所がまったく分からなくなってしまった人が彷徨う行動を「徘徊」【はいかい】といいます。
意識も少し飛んでいるので、自分がどこをどのように歩いているかさえ分からない人が見せる行動です。
主に、認知症が見られる人や、お酒に酔って記憶を失いかけている人が行う行動でもあります。
たいていは「お年寄りが道路で徘徊している」と誰が歩き回っているか具体的に伝えるのです。
「散歩」と「徘徊」の違い
ここでは「散歩」と「徘徊」の違いを、分かりやすく解説します。
自分が行きたいと思う場所を歩く行為を「散歩」といい、1人でのんびり楽しむか、夫婦で会話しながら歩く人もいます。
また、「犬の散歩に行く」といえば学校や仕事が終わった後に学生が行う行動でもあるのです。
もう一方の「徘徊」は認知症が見られる人や、酔っ払った人が自分の家の場所が分からずに何時間も歩き回る行動を指します。
「散歩」の例文
・『冬は温かい紅茶を飲み、暖かな昼間に散歩する』
・『小さな猪と散歩している人を見て心がほっこりする』
「徘徊」の例文
・『徘徊する人を見つけたので、白バイに助けを求めた』
・『徘徊する高齢女性の手を取り、安全な場所に連れて行く』
まとめ
歩くという点は同じですが、どのような場所をどう歩いているかに注目して、使い分けてみるのもいい学びの方法になるでしょう。
