「用」と「専用」は似たような意味を持ちますが区別して使い分けられています。
2つの言葉はそれぞれ何を意味しどんな違いがあるのでしょうか。
この記事では、「用」と「専用」の違いを分かりやすく説明していきます。
「用」とは?
「用」とは、「特定の目的に使用するもの」もしくは「特定の人向けに用意されたもの」という意味で使われる言葉です。
道具や設備などが全てを対象にするのではなくある程度絞られた対象に用いるものであることを表します。
男性が用いることを前提に用意したトイレを「男性用」と言うように、使い道や対象が限定されていることを表す言葉です。
「専用」とは?
「専用」とは、「特定の目的や人のためだけに用意されたものであること」を意味する言葉です。
道具や設備の用途が極めて限定的である、もしくは決められた人限定でしか使えないことを表します。
一切の例外は認められないくらい強い言い方です。
「用」と「専用」の違い
「用」と「専用」の違いを、分かりやすく解説します。
「用」と「専用」の違いは「限定される範囲」です。
どちらも特定の目的や人のために用いることを表す言葉で基本的な意味はほぼ同じです。
「用」は対象の範囲がある程度広く強制力も強くないのに対し「専用」は一切の例外を許さないくらいの強いニュアンスを含む、という違いで区別されます。
例えば「業務用」は業務のために用意されている、くらいの意味合いで使われるのに対し「業務専用」だと私用での利用を一切許さないくらいの強さが感じられます。
「用」の例文
・『15歳未満なので子供用の風邪薬を購入した』
・『サンダルから外出用の靴に履き替える』
「専用」の例文
・『ラーメン専用のコショウ』
・『お得意様専用のVIPルームに案内する』
まとめ
「用」と「専用」は基本的な意味こそ同じですが言葉に込められた強さの違いで使い分けられています。
ニュアンスを理解すれば難しくないので覚えておきましょう。