「神童」と「怪童」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「神童」と「怪童」の違いとは?二語の違い

めったにいない子供を表す言葉として「神童」「怪童」があります。

2つの言葉はどのような基準で使い分ければいいのでしょうか。

この記事では、「神童」「怪童」の違いを分かりやすく説明していきます。

「神童」とは?

「神童」とは、「神に選ばれた素晴らしい才能を持った子供」を指す言葉です。

一般の人では持ち合わせていない並外れた才能を持った子供に対して用いられる表現です。

知性や運動、芸術などで圧倒的な才能を発揮する子供に対して使います。

生まれついての素晴らしさを称える意味合いが強く、努力や訓練だけでは身につかないほど圧倒的な才能の子供を称賛するニュアンスが含まれます。

「怪童」とは?

「怪童」とは、「並外れた力を持つ子供」を指す言葉です。

同年代の子供と比べて抜きん出た力を持つ子供を指します。

枠から外れているというニュアンスが強く平均レベルを逸脱するほど圧倒的なパフォーマンスを見せる子供に対して用いられるほか、常識破りの発想や固定概念にとらわれない考え方を見せる子供に対しても用いられる表現です。

「神童」と「怪童」の違い

「神童」「怪童」の違いを、分かりやすく解説します。

「神童」は才能の非凡さを褒め称えるニュアンスが強いのに対し「怪童」は型破りさに驚くニュアンスが強い、という向けられる違いの感情で区別されます。

「神童」は将来が楽しみで「怪童」は末恐ろしい、という違いでも説明できます。

「神童」は感性やセンスなど先天的な要素を重視し「怪童」は力の強さや行動の大胆さなどパフォーマンスとして実際に発揮された結果を重視するのも違いの一つです。

「神童」の例文

・『音楽会に神童が現れた』
・『かつての神童も大人になったら平凡な人だった』

「怪童」の例文

・『かつて怪童と称された選手をドラフトで指名する』
・『怪童と呼ぶにふさわしい活躍ぶりだ』

まとめ

「神童」「怪童」は似ている部分が多く、微妙なニュアンスの違いで区別されています。

子供に対してどんな印象を持ちどう評価するのかを基準に使い分けてください。