この記事では、「お嬢さん」と「娘さん」の違いを分かりやすく説明していきます。
「お嬢さん」とは?
若い他人の娘を呼ぶときに使う言葉です。
「お嬢」は他人の娘の意で、「さん」をつけると丁寧になります。
若いとは具体的に何歳なのか定義はありません。
しかし、この言葉は40代以降の人に対しては一般的には使いません。
「嬢」という漢字は、結婚をしていない女性の名に添える敬称の意味があります。
たとえば、職場の上司に娘がいたとします。
他人の娘を呼ぶ方法はいろいろあります。
たとえば娘っ子、お子さん、ご息女、長女なら長女などです。
相手が目上の人の場合は敬意をこめて、丁寧な言葉を使用します。
娘っ子ではあまり丁寧ではないので使用しません。
「お嬢さん」というと丁寧さがあります。
自分の家で使用人を雇っていたとします。
使用人とはいいますが、家族のように大切にしている人です。
使用人の方でも、雇い主を家族のように思っています。
しかし、雇い主と使用人という線引きはあります。
この家の娘はまだ結婚しておらず、実家に住んでいます。
その娘を使用人が呼ぶときにこの言葉が使われることがあります。
雇い主の方が使用人よりも立場が上なので、丁寧な言葉を使用します。
「お嬢さん」の使い方
他人の娘を呼ぶときに使う言葉です。
若くて未婚の場合に使うのが一般的です。
何歳までなら使ってよいのか、具体的な年齢は決められていません。
「娘さん」とは?
結婚をしていない若い女性を呼ぶときに使う言葉です。
「娘」という漢字には、自分の子どもの女の子、未婚の女性という意味があります。
「さん」は人の名前などについて親愛の意を表します。
知り合いの家に5歳の女の子がいたとします。
それほど親しい仲ではない場合、子どものことを名前で呼ぶことは少なく、「娘さん」ということがあります。
「娘さん」はどうしているのか、何歳になったのだろうかなど、そういったことを聞きたいときに使われます。
「娘」には自分の子どもの女の子という意味がありますが、「さん」をつけて自分の子どもを指すことはありません。
そのため、この言葉は他人の子どもの女の子を指していることになります。
「娘さん」の使い方
結婚をしていない若い女性に対して使用をする言葉です。
何歳までなら使ってよいという定義はありません。
「お嬢さん」と「娘さん」の違い
どちらも同じような意味で、結婚をしていない若い女性を指しています。
自分の子どもではなく、他人の子どものことです。
「お嬢さん」の例文
・『お嬢さんと親しくさせてもらう』
・『今日のお嬢さんはいつもよりかわいい』
・『お嬢さんに憧れる』
・『お嬢さんの世話をする』
「娘さん」の例文
・『娘さんと約束をする』
・『会長の娘さんと話をする』
・『知り合いの娘さんを紹介される』
・『娘さんから教えてもらう』
まとめ
2つの言葉の意味はほぼ同じで、結婚をしていない若い女性を指しています。