この記事では、「コンソメ」と「チキンコンソメ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「コンソメ」とは?
「コンソメ」とはフランスのスープです。
琥珀色でアクはもちろん一切の油脂も濁りも許されず、作るのには非常に手間が掛かります。
簡単に説明すると香味野菜と肉を常にアクを取りながら煮込んで、卵白とひき肉を混ぜたものを入れた鍋にこして移して更に煮込んで濁りを取り、更にこして浮いている油脂を取り除いて完成です。
短くても6時間程度は掛かりますし、オリジナルのレシピを元に丁寧に作れば数日かかることもあります。
使う肉は基本的に牛肉ですが、油脂を許さない料理なので油のほとんど無いスネ肉が主です。
「チキンコンソメ」とは?
「チキンコンソメ」とは文字通り鶏肉を使った「コンソメ」です。
一般的にコンソメと言われるスープは材料によって名前が変わり、鶏肉を使った場合はコンソメ・ドゥ・ボライユが正式名称ですが、わかりやすさからチキンコンソメと呼ばれています。
作り方は普通のコンソメと同じく香味野菜と肉を煮込んで、何度もこしながらアクと濁りと油脂を取り除いて作るという流れですが、使う肉が牛肉から鶏肉になっただけです。
「コンソメ」と「チキンコンソメ」の違い
「コンソメ」と「チキンコンソメ」の違いを、分かりやすく解説します。
肉と香味野菜を煮込みアクや油脂や濁りを完全に取り除いたフランスのスープが「コンソメ」で、その肉に鶏肉を使ったものが「チキンコンソメ」です。
「コンソメ」は特筆しない場合牛肉や牛骨を使ったスープで、「チキンコンソメ」は牛肉や牛骨の代わりに鶏肉や鶏ガラを使って作られます。
まとめ
「コンソメ」は牛肉とコンソメを使ったフランスの澄み切ったスープで、それを牛肉ではなく鶏肉で作ったバージョンが「チキンコンソメ」です。
作り方は同じで材料が違うだけですが、材料から煮出した味で勝負するシンプルな料理だけに、使うのが牛肉と鶏肉では風味も異なります。
