この記事では、「おける」の意味や類語などを分かりやすく説明していきます。
「おける」の意味
「おける」とは、「於る」とも表記します。
意味は「その場所で」あるいは「その時に」という場所や時間を表すというものです。
たとえば、「江戸自体における庶民の生活を描いた」というような時間を限定する場合と、「東京における平均地価の上昇が加速しています」というのは「場所」を限定する使用法です。
中国語においても、意味は同じで、場所や時間などを示す文字として「於」が使われています。
「おける」の辞書に載っている意味としては、ほかにも、例えば「織田信長の戦技億時代における役割について」のように「?の?における」という言い方で、その両者(前述の文章の場合は織田信長と戦国時代)の関係性を示すような使い方もあります。
しかし、この用法に関しては結局は時間や場所を限定するという意味からの派生でしかないという見方もできるため、この記事の中では最初に述べた意味を扱います。
「おける」の言い換え
それでは「おける」の言い換えについてみていきましょう。
「おける」の敬語やビジネスでの言い換え
ビジネスにおいては、この文章自体の中にも登場しているように、「おける」という表現は頻繁に使われています。
しかし、言い換えの言葉も若干存在します。
・『於』
この文字自体はあまり読まれることはありませんが、読むとすれば「おける」あるいは「おいて」になります。
書いた文章の中で使用され、特に「株式会社入社式於市民ホール」のように、開催場所を表す文字として多く使われます。
・『にて』
何かの案内のなかで使われることが多い言葉です。
たとえば、「次回の会議は、A会議室にて行われます」のように、場所を表す場合に使われます。
・『時』
時間を限定する意味での「おける」の類語としてよく使われるのが「?時」です。
「おける」の類語や言い換え
「おける」の類語は、ほかにもたくさん存在します。
そのなかのいくつかを以下にご紹介します。
・『で』
一番簡単で最も多く使用される「おける」の類語は「で」と「に」でしょう。
場所を表す場合には「裏庭で」のように「で」が使用され、時間を表す場合には「江戸時代に」のように「に」が使われます。
・『にあって』
現代の文章ではあまり使われませんが、昔の文章の中ではよく使われていました。
「家の中にあっては、静かにするように」のように使用します。
・『上で』
特に場所を限定する言葉として頻繁に使われます。
たとえば、「この幹線道路上では、事故に遭う確率が高い」のように使用します。
まとめ
今回は「おける」についてご紹介しました。
この機会に「おける」の意味や類語を理解して、日常で使いこなせる様にしましょう。
