この記事では、「おしゃべり」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。
「おしゃべり」という言葉の意味
「騒々しく話す」という意味を持つ「喋る(しゃべる)」の名詞形「しゃべり」に、丁寧語の「お(御)」をつけた「おしゃべり」という言葉は、あまり役に立たないような話題を厳選して、誰にでも聞こえるように、なるべく耳障りな声で話し合う人たちを指して使われる言葉です。
「おしゃべり」という言葉の1つ目の意味は「口数が必要以上に多い人」です。
2つ目は「人と雑談すること」を表し、いずれの意味も、少々の侮蔑を伴って使われる表現になりますので使う際には注意が必要になります。
「おしゃべり」のポジティブな言い換え
「おしゃべり」という言葉のポジティブな言い換えは以下の通りです。
・『対談(たいだん)』
「向かい合って話し合う」際に用いられる言葉で、ある事柄などについて2人で語りあう様子を表す言葉です。
・『開けっ広げ(あけっぴろげ)』
「戸や窓などを開けて広げておく」さまを表す言葉で、転じて「心の中に思っていることなどを包み隠さず、すべてを明らかにする」際に使われる表現になります。
・『ムードメーカー』
「その場の雰囲気を盛り上げる人」や「そこにいるだけで場の空気を明るくする人」などを指して使われる文言で、ポジティブなニュアンスを含む表現になります。
・『大らか』
「心がゆったりとしている」さまや「心が広くて余裕のある人」などを指して使われる文言で、器が大きい人や些細なことにも動じない人などに対して使われる言葉です。
「おしゃべり」の類語や言い換え
「おしゃべり」の類語や言い換えは以下の通りになります。
・『饒舌(じょうぜつ)』
「よくしゃべること」や「多弁な人」などを意味する言葉ですが、あまり良い意味で使われることのない表現なので使う際には注意が必要です。
・『説教(せっきょう)』
元々は「宗教の教えなどを人々に説いて聞かせ導くこと」を意味する言葉で、比喩的に、堅苦しい教訓や忠告などに対して使われる表現になります。
・『放言(ほうげん)』
「あれやこれやと好き勝手に言い放つ」さまを表す言葉で、他への影響などを考えずに、無責任に思ったことをそのまま口に出すことを示しています。
『語らう』
「親しく話し合う」様子を表す言葉で、老若男女問わず互いに楽しみながら話す際に使われる言葉です。
まとめ
今回は「おしゃべり」という言葉について紹介しました。
「おしゃべり」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。