この記事では、「防衛」と「防御」の違いを分かりやすく説明していきます。
「防衛」とは?
「防衛」は「ぼうえい」と読みます。
「防衛」は、「他からの攻撃に対して、防ぎ守ること」です。
「防衛省」という国家機関があるように、「防衛」という言葉を使うとき、国レベルで敵の攻撃を防ごうとするような場合が多くなります。
国家の一大事、個人的な場合も「正当防衛」のような一大事における守りを「防衛」と呼びます。
「防御」とは?
「防御」は「ぼうぎょ」と読みます。
「防御」は、「敵の攻撃などを防ぎ守ること」です。
敵からの攻撃から身を守るような場面で、「防御」という言葉を使います。
例えば格闘技で、敵のパンチやキックを防ぐ技術などのことを「防御技術」と呼びます。
また、熊に襲われたとき、頭を両手でかばうような姿勢を取る時、「防御姿勢」と呼ぶことがあります。
「防衛」と「防御」の違い
「防衛」と「防御」の違いを、分かりやすく解説します。
「防衛」は、「他からの攻撃に対して、防ぎ守ること」です。
一方の「防御」は、「敵の攻撃などを防ぎ守ること」です。
このように「防衛」と「防御」はほとんど同じ意味に思える言葉です。
しかし「防衛」は、戦争やタイトルマッチのような「国レベルの守りについて」を意味する言葉なのに対して、「防御」は「身を守る行為について」を意味するという違いがあります。
「防衛」の例文
・ 『敵国の攻撃に備えて、防衛予算を増やす』
・ 『ボクシングの世界タイトルを防衛する』
「防御」の例文
・ 『攻撃は最大の防御だ』
・ 『敵のパンチを、両手でブロックして防御する』
まとめ
「防御」と「防御」の違いについて見てきました。
2つの言葉には、よく似た意味がありました。
2つの言葉の明確な違いがあることで、混同せずに使い分けてみてはいかがでしょうか。