この記事では、「余生」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。
「余生」という言葉の意味
必要な分をこえて残ってしまったり、あまることを意味する「余」と、生きていることや命を表す「生」を組み合わせた言葉で、老後に残されている人生を指し示す言葉です。
ここで言う老後の具体的な年齢などは定められていませんが、一般的には定年を迎える60〜65歳以降を対象としています。
「余生」という言葉の1つ目の意味は「生涯で残されているいのち」です。
2つ目は「盛りの時期を過ぎた残りの人生」などという意味で使用されています。
「余生」のポジティブな言い換え
「余生」という言葉のポジティブな言い換えは以下の通りです。
・『生涯(しょうがい)』
「この世に生きている間」や「一生の間」などを表す言葉ですが、一生におけるある事に関係した期間を指す言葉として使用される場合もあります。
・『半生(はんせい)』
「一生涯における大部分」や「ある時まで送ってきた生涯」などの意味合いを持つ文言で、成人してからある一定期間までの生涯や、まだ残されている人生などを指して使用されています。
・『畢生(ひっせい)』
「一生が終わるまでの期間」や「終生」などを意味する言葉で、一生を何かに捧げたことを劇的に描写したい時に使用される表現になります。
・『余年(よねん)』
「残りの寿命」などを意味する言葉で、10余年や20余年などと表記され、「10年や20年とさらにその先の少しの年月」を示す表現になります。
「余生」の類語や言い換え
「余生」の類語や言い換えは以下の通りになります。
・『寿命(じゅみょう)』
「生命が存続する期間」や「生まれてから死に至るまでの時間」などという意味の言葉で、転じて「物が壊れずに働くことができる期間」や「ある商品やサービスが一般市場に流通してから退場するまでの期間」などを意味します。
・『残りの人生』
「盛りを過ぎた残っている生涯」などという意味の言葉で、自身から無くならずに残っている生命を指す言葉です。
・『一期(いちご)』
「人が生まれてから死ぬまで」を表す言葉ですが、任期や学年などの定められている期間の一区切りを表す表現でもあります。
・『余齢(よれい)』
「これから先の、生きることができる年齢の数」を示す言葉で、残されている寿命を表す言葉です。
まとめ
今回は「余生」という言葉について紹介しました。
「余生」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。