「専任」とは?言い換えを徹底解釈

「専任」とは?言い換え

この記事では、「専任」の意味や言い換えなどを分かりやすく説明していきます。

「専任」の意味

「専任」の意味は以下の通りです。

ある特定の一つの業務だけを担う時に使われます。

その業務に支障がなければ、ほかの業務も携わることが可能です。

「専」という漢字には「一途【いちず】に」や「何を置いてもそれだけをすること」という意味があります。

「任」の漢字は「引き受けた仕事」という意味があります。

似たような言葉に「専属」がありますが、ある特定のものだけに所属していることを指し、意味が違うので注意しましょう。

対義語は「兼任」です。

「専任」の言い換え

「専任」のビジネスでの言い換えは以下の通りです。

「専任」のビジネスでの言い換え

・『専門』
ある特定の学問や職業に通じていることを指します。

また、その学問や職業のこと。

関心のほとんどを向けている事柄を指すときにも使われます。

例えば、「私の趣味はゴルフ専門です」といった使い方をします。

「専任」は業務を担うことに対し「専門」は知識や経験が豊富であることを表すという点で違いがあります。

・『専業』
一つのことに従事していることを指します。

「専業主婦(夫)」など。

特定の職業や事業を専門とする場合にも使われます。

二つ目の意味は国が一つの法人や個人に事業を認め、利益を独占させることです。

主に一つ目の意味で使われることが多いです。

・『専従』
一つの仕事にのみ従事することを指します。

「専任」は手が空けば他の仕事もすることに対し、「専従」は他の仕事は全くしない時に使われる言葉です。

「専任」と比べて拘束力がとよいといえます。

「専任」を使った例文

「専任」を使った例文は以下の通りです。

・『私は数学の専任講師です』
数学を教えることに特化した講師という意味です。

・『監督と俳優を兼任していたが、監督に専任することにした』
監督と俳優、両方の仕事を請け負っていたが、監督だけに専念するという意味です。

注意する点は監督に「専任」するとはいえ、俳優を辞める意味ではないことです。

・『専任の職員を配置することになった』
その業務だけを請け負う人が配置されるという意味です。

人手が足りないから配置されるというよりも、ある特定の業務をすることに特化した人を配置することで効率化をはかるというニュアンスです。

まとめ

今回は「専任」について紹介しました。

「専任」の意味や類語を理解して、日常で使いこなせる様にしましょう。