この記事では、「嬉しい」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。
「嬉しい」という言葉の意味
左側に位置する「両手をしなやかに重ねて、ひざまずく女性」と、右上にある「壁に掛けた打楽器」と右下の「口」を表す象形から成り立つ「嬉」という語は、「神を祭るために楽器を打って楽しませる」形から「神が喜ぶ」という意味に転じ、そこからさらに「女性がよろこぶ」や「うれしい」という意味の「嬉」という漢字が誕生しました。
「嬉しい」という言葉は、自分の望みが叶ったり、希望している事が実現した際に喜ばしいという意味合いで使われています。
「嬉しい」という言葉の1つ目の意味は、「望みどおりになって満足している」です。
2つ目は「相手の心遣いに感謝している」さまや「晴れ晴れとしたよい気持ち」などという意味合いで使われています。
「嬉しい」の類語や言い換え
「嬉しい」という言葉の類語や言い換えは以下の通りです。
・『歓喜(かんき)』
「非常に喜ぶ」さまや「興奮するほど大喜びする」様子などを表す文言で、心の底から喜んだり、喜びのあまり気持ちがたかぶる際に用いられる文言になります。
・『夢見心地(ゆめみごこち)』
「夢を見ているようなうっとりとした気持ち」や「ぼんやりとした心持ち」などを意味する言葉で、良い夢を見たことで気持ちが穏やかになったり、幸せに包まれているような感覚になる際の心理状態を表す文言です。
・『ご満悦(まんえつ)』
基本的には目上の人に対して用いられる言葉で、「喜びや快楽などに浸って満足している」さまや「心から満たされてよろこぶ」様子などを表す意味合いで用いられています。
・『有頂天(うちょうてん)』
仏教用語で天界を意味する言葉で、「喜びで舞い上がる」さまや「あることに夢中になって上の空になる」様子などを表す意味合いで用いられる文言です。
「嬉しい」の類義語
「嬉しい」の類義語は以下の通りになります。
・『心躍る(こころおどる)』
喜びや期待などにより心がわくわくしたり、うきうきする様子を表す慣用句で、心や気持ちが踊るように盛り上がるさまを表しています。
・『喜色満面(きしょくまんめん)』
心の中で包みきれない喜びの表情が顔じゅうにあふれ出ているさまを表し、「表情いっぱいに喜びを現す」様子や「うれしさを顔全体で表現する」際に用いられる文言です。
・『至福(しふく)』
文字どおり「福に至る」状態を示し、「この上ない幸福」や「天に昇るほどの幸せ」などを表す言葉で、もうこれ以上欲するものがないほど満足している状態を指して用いられる表現です。
・『満ち足りる』
十分に満足して気持ちが満たされる状態を表す言葉で、「不足がなく十分である」さまや「申し分のない」様子などを示す表現です。
まとめ
今回は「嬉しい」という言葉について紹介しました。
「嬉しい」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。