「願う」とは?言い換えを徹底解釈

「願う」とは?言い換え

この記事では、「願う」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。

「願う」という言葉の意味

「いたわる」「ねぎらう」などの意を表す動詞の「ねぐ」を語源とする「願う」という言葉は、「ねぐ」の未然形である「ねが」に、継続を表す助動詞「ふ」を付けて「ねがふ(願う)」という語が定着し、元々は「神さまの心を和ませてそのご加護を求める」などという意味合いで使われていた表現になります。

「願う」という言葉の1つ目の意味は、「神さまや仏さまに対して、希望を実現するように祈る」です。

2つ目は「望みがかなうように求める」さまや「助力(じょりょく)や配慮(はいりょ)などを求める」様子などを示す意味合いで使われています。

「願う」の類語や言い換え

「願う」という言葉の類語や言い換えは以下の通りです。

・『希求(ききゅう)』
「強く願い求める」さまや「自分の理想やイメージなどを強く希望する」様子などを表し、主に理想的だったり、観念的なものを求める際に使われる表現になります。

・『欲(ほっ)する』
「何かを欲しいと思う」さまや「自分の望みを叶えたいと思う気持ち」などを表す言葉で、自分の要求や希望などの実現を強く願う際に用いられる言葉になります。

・『懇願(こんがん)』
「心を込めて願いごとをする」さまや「深く頼み込む」様子などを表し、相手に対して真剣にお願いをしたり、どうしても聞き入れてほしいことなどを伝える際に使われる表現になります。

・『申し出る』
自分よりも目上の人や役所などに対して自らの意見や要求などを正式に伝える際に用いられる言葉で、「自分から進んで意見や希望などを言う」さまや「目上の人に進言する」様子などを示す表現になります。

「願う」の類義語

「願う」の類義語は以下の通りになります。

・『志願(しがん)する』
「ある事をこころざして願う」さまや「自らの意志により願い出る」様子などを表し、主に自分がこうしたい、こうなりたいなどと強く望む際に用いられる言葉になります。

・『所望(しょもう)する』
ビジネスシーンなどでよく使わており、あるものが欲しかったり、こうしてほしいと望む際に使われる言葉で、「欲しいものを述べる」さまや「目上の人や取引先などにある事柄を要求する」様子などを示す言葉です。

・『すがる』
「あるものにつかまって寄り掛かる」状態を表し、転じて「助力を求めて頼りとする」様子や「頼みの綱としてしっかりつかまる」さまなどを意味する文言になります。

・『祈願(きがん)』
世界の平和や、他者への想いなどを願う際に用いられる言葉で、「神さまや仏さまに祈り願う」さまや「願をかける」様子などを表す文言です。

まとめ

今回は「願う」という言葉について紹介しました。

「願う」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。