この記事では、「キャビネット」と「タンス」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「キャビネット」とは?
引き出しにはタオルや下着の他にも、日用品や文房具類を収納できる箱型の家具を「キャビネット」といいます。
たっぷり仕分けして、いくつもある引き出しに収納できるものから、左右にドアを大きく広げて開けられる扉タイプまで色々揃うのも魅力です。
扉はガラス張りで、開けなくてもどこに何が入っているか一目で分かるようになっているシースルータイプもあります。
発祥としては、オブジェクトを楽しむためルネッサンス後期に作られた小さな部屋が始まりでした。
「タンス」とは?
大中小の引き出しがある木製の家具を「タンス」といいます。
厚めの服から下着、靴下といった人が身に付ける物を良い状態で収納しておき、季節になると着られるように同じ場所に置いて使う家具です。
ハンガーを掛けられて保管ができる観音扉が付いたものから、着物がシワにならず収納できる幅が広い専用の引き出しがある「タンス」まで揃います。
素材は湿気がこもらない桐の「タンス」、丈夫な木を使っているものなど色々揃うのも利点です。
元々は竹製で食料を入れる中国の箱が元となっている家具です。
「キャビネット」と「タンス」の違い
ここでは「キャビネット」と「タンス」の違いを、分かりやすく解説します。
箱型で棚に取り付ける観音開きの扉を採用しているか、床に置く引き出しタイプがあるのが「キャビネット」です。
ただ、元々は戸棚という意味がある家具を海外では「キャビネット」というため、利用目的は同じものになります。
国内では壁に固定してある扉付きの棚や、机の横に置く引き出しが付いた小さくても収納力がある家具を指すのです。
中には雑貨から皿、台所道具、タオル、靴にいたるまで様々な物を収納できるタイプもあります。
もう一方の「タンス」は衣類や帽子、着物を着る物を傷めず、いい状態で収納しておける木製の家具を指すのです。
引き出しは大と小があり、中にはハンガーを掛けられる部分もあるタイプがあります。
まとめ
大きさや収納する物に違いがある家具を2つご紹介しました。
どういった用途で使うか、見た目を比較してみれば異なる点が見えてくるでしょう。