「抽出」と「出力」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「抽出」と「出力」の違いとは?言い換え

この記事では、「抽出」「出力」の違いを分かりやすく説明していきます。

「抽出」とは?

「抽出」とは母集団の中から特定のものだけを抜き出すことです。

科学的な分野でもIT的な分野でも使われる言葉ですが指す行為は変わりません。

液体や固体から特定の成分を抜き出すことも、多くのデータの中から特定のデータだけを抜き出すことも、多数の中から条件にあった必要なものを取り出すという点で共通しているので「抽出」です。

「出力」とは?

「出力」とは機械や装置に何かを入力することで得られる反応です。

機械や装置に定められた入力を行うと、予め決められていた機構やプログラムによって特定の反応を起こします。

その機械への命令である入力に対して、決められていた反応として返す機会の動作が「出力」です。

例えば掃除機の電源ボタンを押すと掃除機が動き始める、吸う力の中のボタンを押したら吸う力が強くなるというのは、ボタンを押した入力に対する出力になります。

「抽出」と「出力」の違い

「抽出」「出力」の違いを、分かりやすく解説します。

母集団の中から条件を決めて抜き出すことが「抽出」で、機械や装置が入力されたものに対して行う動作が「出力」です。

「抽出」は固体や液体から特定の成分を取り出す、大量のデータの中から特定のデータを取り出すという作用を指します。

それに対して「出力」は機械に電源を入れて起動させたり、キーボードを押して文字を書くなど入力もそれによって得られる動作も様々です。

「抽出」の例文

・『樹液から美容成分を抽出する』
・『顧客データから単価の高い顧客を抽出する』

「出力」の例文

・『安定して高電力を出力する発電機』
・『出力したデータを確認する』

まとめ

「抽出」は決められたものを抜き出す行為を指し、「出力」は命令された機械の動作と考えると違いがわかりやすいでしょう。

パソコンなどの機械ではどちらも望んだものを出すことのように思えますが、それは「抽出」という行為をとるよう入力し、それを「出力」しているからということになります。