この記事では、「仲介(ちゅうかい)」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。
「仲介」という言葉の意味
人と人との間柄や関係などを取り次ぐことを意味する「仲」と、間を取り持つことや、仲立ちをすることを意味する「介」を組み合わせた「仲介」という言葉は、直接話し合ったり、相談したりすることができない複数の当事者の間に入って、問題などを解決しようと努める様子を示す言葉です。
「仲介」という言葉の1つ目の意味は「契約や議論の場などにおいて、滞りなく進行するために便宜を図ってまとめる事」です。
2つ目は「紛争が起きている当事者同士の間に立って、第三者が争いの解決に努めること」という意味で使われています。
「仲介」のポジティブな言い換え
「仲介」という言葉のポジティブな言い換えは以下の通りです。
・『架け橋(かけはし)』
「複数の物や関係などをつなぐ役割を果たすもの」を指し示す言葉です。
「掛け橋」や「懸け橋」とも記されることもあり、比喩的に使用されることが多い文言になります。
・『仲立人(なかだちにん)』
「顧客の契約などの際に媒介をする者」という意味合いを持つ言葉で、英語では「broker(ブローカー)」という単語が相当します。
・『橋渡し』
文字どおりの意味で「橋を架けること」を示す言葉で、転じて「両者の間に入って、関係や仲をとりもつこと」という意味合いでも使われています。
・『緩衝(かんしょう)』
「2つ以上の物の間に立ち、不和や衝突などをやわらげること」を意味する言葉です。
仲裁をしたり、仲を取り持ったりする際に使用されています。
「仲介」の類語や言い換え
「仲介」の類語や言い換えは以下の通りになります。
・『繋ぐ(つなぐ)』
「紐などを使って結び留め、離れないようにする」ことを意味する言葉で、転じて「気持ちが離れないようにする」ことや「一続きのものにする」ことなどを表す言葉です。
近年では、物理的なものよりも精神的なものを対象に使用されることの多い言葉です。
・『取り持つ』
「2者の間に立って、その関係を良好なものにしようと働きかける」ことを意味する言葉です。
気持ちを損ねてしまった相手や、場がしらけたりしないようにもてなす場合にも使われている言葉です。
・『斡旋(あっせん)』
労務関係などにおいてよく使われている言葉で、「交渉や取引の場などにおいて、双方が納得できるように取り計らうこと」という意味がありますが、物事を紹介してお世話をする場合にも使用される言葉です。
・『調停(ちょうてい)』
「対立している複数の者の間に立って、争いを収めるように取り計らうこと」を意味する言葉で、主に裁判や契約の際などに使用されている言葉です。
まとめ
今回は「仲介」という言葉について紹介しました。
「仲介」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。
