この記事では、「いわば」の意味や類語などを分かりやすく説明していきます。
「いわば」の意味
「いわば」は「言ってみれば」や「例えて言えば」という意味を表す副詞です。
漢字では「言わば」と表記され、動詞「言う」の未然形に接続助詞「ば」を組み合わせた言葉になります。
『この主君と家来は、言わば兄弟のような間柄である』や『これは素人による作品であるが、その品質は、言わばプロレベルのものである』などのように用いられています。
「いわば」の言い換え
「いわば」の言い換えについて解説していきます。
「いわば」の敬語やビジネスでの言い換え
「いわば」の敬語やビジネスでの言い換えは以下の通りです。
・『言い換えますと(いいかえますと)』
「同じ事柄を他の言葉で言い表す」や「言い直す」、「前に言ったことと別なことを言う」という意味を表す「言い換える」に接続助詞「と」を組み合わせ、敬語表現になおしたフレーズです。
・『言い直しますと(いいなおしますと)』
「同じことをもう一度言う」や「訂正してもう一度良い改める」、そして、「言葉を換えてもう一度言う」という意味を表す「言い直す」に接続助詞「と」を組み合わせ、敬語表現になおしたフレーズです。
・『例(たと)えますと』
「説明を分かりやすくするために、別の物事を引き合いに出していう語」や「なぞらえる」という意味を表す「例える」に接続助詞「と」を組み合わせ、敬語表現になおしたフレーズです。
「いわば」の類語や言い換え
「いわば」の類語や言い換えは以下の通りです。
・『言うなれば』
「言ってみれば」や「例えて言うと」、「いわば」という意味を含める言葉です。
『彼女とは、言うなれば兄弟姉妹のような関係だ』などのように用いられています。
・『さながら』
「とてもよく似ている様」や「まるで」、「そっくり」などの意味を含める言葉であり、漢字では「宛(さなが)ら」と表記されます。
『この暑さと言ったら、さながら南国にでもいるようだ』などのように用いられており、副詞「さ」と接続助詞「ながら」を組み合わせた言葉です。
・『ちょうど』
「そっくりそのままある物事へ例えることができる様」や「まるで」、「さながら」などの意味を含める言葉であり、漢字では「丁度」と表記されます。
『この家の構造と言ったら、ちょうど迷路のようである』などのように用いられています。
まとめ
今回は「いわば」について紹介しました。
「いわば」の意味や類語を理解して、日常で使いこなせるようにしましょう。