「ずれ」とは?言い換えを徹底解釈

「ずれ」とは?言い換え

この記事では、「ずれ」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。

「ずれ」という言葉の意味

「あるべき場所から自然に動いてしまう」さまや「合っていない状態のまま動く」様子などを表す動詞「ずれる」の名詞形である「ずれ」という言葉は、複数の物同士の間で位置や時期、考えなどが、お互いにはずれて合わないさまを表し、一般的な標準や基準などからかけ離れているなどと言う意味合いで用いられる表現になります。

「ずれ」という言葉の1つ目の意味は、「考え方や感じ方などに隔たりがある」です。

2つ目は「正しい位置から離れた位置に動いている」様子などを示す意味合いで使われています。

「ずれ」の類語や言い換え

「ずれ」という言葉の類語や言い換えは以下の通りです。

・『隔(へだ)たり』
「複数の物同士がかけ離れている」さまや「それぞれに違いがある」様子などを表し、間に距離があって離れている状態を指して使われる文言です。

・『不整合(ふせいごう)』
文字どおり「整合しない」さまや「論理的に矛盾がある」様子などを表す言葉で、複数の物が合致しない状態を示す表現になります。

・『齟齬(そご)』
双方の意見や主張などが食い違ったり噛み合わなかったりするさまを表すビジネスシーンなどで使われる言葉で、「お互いの思いが一致していない」様子や「意見などが食い違っている」状態などを指して用いられる表現になります。

・『ギャップ』
「裂け目」「すき間」などの意をもつ英単語「gap」を由来とした言葉で、「意見や考えなどの食い違い」「複数の物の間にある間隔」などを示す文言になります。

「ずれ」の類義語

「ずれ」の類義語は以下の通りになります。

・『不揃い(ふぞろい/ふそろい)』
「そろっていない」さまや「数や量などが同じではない」様子などを表す言葉で、複数の物が一律ではなくばらばらな状態を指して使われる言葉になります。

・『ボタンを掛け違える』
「洋服などのボタンの位置を間違えて掛けてしまう」状態を表し、転じて「両者の認識がずれたままになる」さまや「意見の食い違いや矛盾などがある」様子などを示す表現になります。

・『軋轢(あつれき)』
元々は「車輪がきしむ」という意味で用いられていた言葉で、転じて「争いにより仲が悪くなる」さまや「摩擦(まさつ)や葛藤(かっとう)などを生じる」様子を表しています。

・『乖離(かいり)』
「2つ以上の物が離れている」さまや「不本意ながらもお互いに遠ざかっている」様子などを表す言葉で、本来であれば深い関係のはずの両者間に大きな隔たりができる状態を指して用いられています。

まとめ

今回は「ずれ」という言葉について紹介しました。

「ずれ」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。