この記事では、「遅れる」の意味や類語などを分かりやすく説明していきます。
「遅れる」の意味
「遅れる」は「おくれる」と読み、意味は以下の通りです。
１つ目は「他のものより位置や順序が後になり取り残される」という意味です。
２つ目は、「基準となるものより進む速度が落ちる」という意味です。
３つ目は「決められた時刻や期限に間に合わない」という意味です。
「遅れる」は動詞の原形であり、丁寧語ではありません。
「後れる」と表記することもありますが、こちらの場合は「親しい人に先立たれて自分だけが生き残る」「(気後れとして)気持ちが臆すること」という意味になります。
「遅れる」の言い換え
「遅れる」は、意味により言い換えが違ってきます。
「取り残される」という意味の場合は「出遅れる」と言い換えられ、「速度が落ちる」の場合は「遅(おそ)くなる」と言い換えられ、「間に合わない」の場合は「オーバーする」などと言い換えられます。
因みに「オーバー」は英語「over」を日本語化した言葉で、「〜を超える」という意味です。
「遅れる」のビジネスでの言い換え
「遅れる」のビジネスでの言い換えは以下の通りです。
・『遅れます』
「遅れる」の連用形に丁寧語「ます」を付ければ目上の人に使えます。
更に丁寧な帆湧現は「遅れております」になります。
・『遅延(ちえん)しております』
「遅延」は「予定された期日や時間に間に合わないこと」という意味、「しております」は「している」の丁寧語です。
交通機関が遅れている時などに、目上の人や社外の人に使える丁寧な表現です。
・『遅滞(ちたい)しております』
「遅滞」は「ものごとの進行が予定通りにならず、期日に間に合わないこと」という意味です。
ものごとが進まず止まっている状態に使われます。
「遅れる」を使った例文
「遅れる」を使った例文は以下の通りです。
・『今どきコード付きの家電などステルス家電時代に遅れている』
こちらは「取り残される」という意味で使われています。
・『今年は桜の開花が１週間ほど遅れる予想だ』
こちらは「速度が落ちる」という意味で使われています。
・『明日は大雪の予報が出ているため、電車が遅れることが予想されます』
こちらは「決められた時刻に間に合わない」という意味で使われています。
まとめ
今回は「遅れる」について紹介しました。
「遅れる」の意味や類語を理解して、日常で使いこなせる様にしましょう。
