この記事では、「余計に」と「余分に」の違いを分かりやすく説明していきます。
「余計に」とは?
物や量に対して使用されることが多く、必要なものが既にある状態で、さらに多くなってしまうことを意味する言葉です。
また、「余計に」という言葉は、あまり感情的なニュアンスは含まれないと考えられます。
「余分に」とは?
人や行為に対して使用されることが多く、必要以上のものや余りだけでなく、邪魔であり不必要という意味や、さらに増す、よりいっそうなどのような意味をもつ言葉です。
また、「余分に」という言葉は、感情的なニュアンスが強く、否定的な評価や批判を表すことが多いと考えられます。
「余計に」と「余分に」の違い
「余計に」と「余分に」の違いを、分かりやすく解説します。
「余分に」は、必要以上のものや余りのことを表現する際に使用する言葉です。
その一方で、「余計に」は、必要以上のものや余りのことに加え、邪魔で不必要なことやさらに増す、よりいっそうであることを表現する際に使用する言葉です。
このように、「余分に」は物や数量に関する言葉であり、「余計に」は人や行為に関する言葉だと言えるでしょう。
「余計に」の例文
・『私は不安症なので、悲惨なニュースを見ると、余計に心配になってしまう』
・『好きになってはいけないに対し、ダメだと分かっていても、考えれば考えるほど、余計に好きになってしまう』
「余分に」の例文
・『明日はお弁当にする予定なので、いつもより余分にご飯を炊くことにした』
・『彼は心配性なので、どんなことでも、余分に準備するようにしている』
まとめ
「余計に」と「余分に」は、似たような意味をもつ言葉ですが、使用されるケースやニュアンスに違いがあります。
「余分に」は、必要以上のものや余りのことを表現する言葉です。
「余計に」は必要以上のものや余りのことに加え、邪魔で不必要なことを表現する言葉だと言えるでしょう。