「溶ける」と「解ける」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「溶ける」と「解ける」の違いとは?言い換え

「溶ける」「解ける」はどちらも「とける」と読む言葉ですが、それぞれ意味が違います。

この記事では、「溶ける」「解ける」の違いを分かりやすく説明していきます。

「溶ける」とは?

「溶ける」とは固体や固まっているものが液状になることを表す言葉です。

固体が「溶ける」原因は熱や薬液などがあり、さらに液体は熱によって気体になる性質を持っています。

この言葉に使われている「溶」「溶液」「溶媒」「溶解」「水溶液」などが有名です。

「溶ける」は英語で“melt”であり、形容詞である“melty”は溶けかけのという意味になります。

「解ける」とは?

「解ける」とは結んであったものがほぐれる状態になることや物事から自由になるという意味の言葉です。

「解ける」はこれ以外にも心の不快感がなくなってスッキリすることや問題に対する答えが得られることを表します。

「解ける」「とける」「ほどける」と読むことが可能であり、問題に対する回答が得られる時は「とける」を使います。

「溶ける」と「解ける」の違い

「溶ける」は固体が液体になることや液体と一体になることを表す言葉です。

「解ける」は結んであったものや絡まっているものがほぐれることを表す言葉であり、結果として自由になることや解放されることを表す時にも使います。

「溶ける」の例文

・『その金属が溶鉱炉に入れられるとあっという間に溶けるので凄く驚きました』
・『氷が溶けると水になりますが、寒い地域では日中でも氷のままなので滑りやすくなります』

「解ける」の例文

・『小学生でも解けるというなぞなぞに1時間も費やしてしまいました』
・『彼女の髪が解けると綺麗な黒髪が床につくまで伸びたのでとても美しく感じました』

まとめ

「溶ける」は固体が液体になることを表す言葉であり、英語では「メルト」と表現します。

「解ける」は結んであったものがほぐれることや回答を得られることを表す言葉です。