この記事では、「最近」と「昨今」の違いを分かりやすく説明していきます。
「最近」とは?
現在より少し前のある時や、少し前から現在までの間を意味する言葉です。
日常的に広く使われる言葉で、口語的な表現として使用されることがあります。
「昨今」とは?
現在に近い過去から現在までを含めて漠然と意味する言葉です。
文語的なニュアンスが強く、文章や公的な場で使われる言葉だと言えるでしょう。
「最近」と「昨今」の違い
「最近」と「昨今」の違いを、分かりやすく解説します。
「最近」と「昨今」はどちらも近い過去から現在までを表す言葉ですが、使い方やニュアンスに違いがあります。
「最近」は、日常的に広く使われる言葉で、現在より少し前のある時や少し前から現在までの間を意味します。
その一方で、「昨今」は文語的なニュアンスが強く、文章や公的な場で使われる言葉です。
現在に近い過去から現在までを含めて漠然と表します。
「最近」の例文
・『最近は仕事が忙しいので、ジムに通うことはなかなか難しい』
・『私は最近のニュースを追えていないので、世間の流行がイマイチ分からない』
「昨今」の例文
・『昨今の若者は、SNSで誹謗中傷にさらされるリスクが増えている』
・『昨今のコロナ禍の影響によって、さまざまな企業が倒産の憂き目にあった』
まとめ
「最近」と「昨今」は、どちらも近い過去から現在までを表す言葉ですが、使い方やニュアンスに違いがあります。
その中で、「最近」と「昨今」の違いとして、意味としてはほとんど同じですが、使うべきシチュエーションが異なります。
また、「最近」は過去の一点を表すことも可能ですが、「昨今」は過去から現在までを通して対象となる動作や状態が続いている時に使います。
そのため、表す期間の広い順に並べると、昨今の方が最近より広いと考えられます。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。