この記事では、「細かい」と「細かな」の違いを分かりやすく説明していきます。
「細かい」とは?
肉眼では見えにくいほど小さいものや、細部まで非常に行き届いているさまを意味する言葉です。
また、「細かい」という言葉は、人の性格や態度に対して使うこともあります。
この場合、「細かい」というのは、どうでもいいようなことにこだわったり、ケチだったり、厳しすぎたりするという否定的な意味になると考えられます。
「細かな」とは?
「細かい」の「い」を「な」に変えた形容動詞を意味する言葉です。
「細かな」という言葉は、「細かい」よりもやや口語的な語で、主観的な印象を表わすことが多いと考えられます。
また、「細かな」という言葉は、人の性格や態度に対して使うこともあります。
この場合、「細かな」というのは、「細かい」とは違って、小さなところも見落とさない素晴らしい仕事ぶりであったり、気持ちになって対応するという肯定的な意味を表現すると考えられます。
「細かい」と「細かな」の違い
「細かい」と「細かな」の違いを、分かりやすく解説します。
「細かい」と「細かな」は、ともに非常に小さいものが数多くある場合に、その小さいもの一つひとつを指す形容詞ですが、ニュアンスや使い方には違いがあります。
「細かい」は、非常に小さいものが数多くある場合や、細部まで行き届いているさまを表す形容詞です。
その一方で、「細かな」は、「細かい」の形容動詞形で、感覚的な印象や感情を表すことが多いと考えられます。
「細かい」の例文
・『彼は細かいことにうるさい人なので、周りには敬遠されている』
・『この砂の粒はとても細かいので、料理に浸透しやすいと感じる』
「細かな」の例文
・『彼女は細かな気配りができる女性で、非常に素晴らしい』
・『彼は人が見落とすような細かな部分に目が届く人だ』
まとめ
「細かい」と「細かな」は、ともに非常に小さいものが多くあるさまを表す形容詞ですが、ニュアンスや使い方に違いがあります。
「細かい」は、肉眼で見えにくいほど小さいものや、細部まで注意を払うことを表す言葉です。
その一方で、「細かな」は、感覚的な印象や感情を表すことが多く、褒める意味で使われることもあります。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。