この記事では、「達成」と「到達」の違いを分かりやすく説明していきます。
「達成」とは?
達成の読み方は「たっせい」です。
富士山登頂が大成功するように、ひとつの目標が叶ったことをあらわします。
目的をクリアすることが達成といえるでしょう。
もともと「達」には、ゴールにたどり着くというニュアンスがあります。
「成」は成し遂げることを示しているので、色々なことがあっても諦めずに、ゴールに着くことをいいます。
ついに目標に手が届くこと、夢を叶えることを達成と呼んでいます。
「到達」とは?
到達の読み方は「とうたつ」です。
目的地やある場所に足を踏み入れることをいいます。
「到」はいたるという意味があり「達」は目的の所に着くというニュアンスがあります。
人あるいは物が目的のところ、目安となる場所にたどり着くことを到達と呼んでいます。
「達成」と「到達」の違い
「達成」と「到達」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも行きつくという意味の「達」が混じっています。
達成はミッションクリアに使われることが多く、人の行動に対して使われています。
一方で到達は人の行動に使われることもあれば、津波など自然現象に使われることもあります。
達成は「成功」の「成」という文字が入っているため、目標に向かってがんばる前向きな気持ちをあらわします。
一方で到達は、たどり着くという、その行動にスポットを当てて述べています。
明るいことと残念なこと、どちらの局面でも使用されています。
「達成」の例文
・『けん玉名人が、ついに世界大会の新記録を達成しました』
・『目標を達成できるよう、一生懸命やってみます』
「到達」の例文
・『がんばって漕げば、離島の港に到達できそうです』
・『あと30分くらいで探査機が、深海に到達します』
まとめ
「達成」と「到達」の解説をしました。
それぞれの表現の差を知って、語彙力を増やしていきましょう。