この記事では、「単純」と「シンプル」の違いを分かりやすく説明していきます。
「単純」とは?
単純とは、構造や仕組みなどが込み入っておらず分かりやすいことをいいます。
「単純な設計」といったりします。
また、単純は他の要素が混ざっていないことを表す場合もあります。
「単純な配色」といったりしますが、それぞれの色は独立していて混ざり合わずに組み合わせている状態を表しています。
それから単純は、人の考え方や性格などが明快なことを表す場合もあります。
「シンプル」とは?
シンプルとは、単純な様子や飾り気などがなく簡素な様子のことをいいます。
英語のsimpleをそのまま日本語読みした言葉で、simpleは「簡単な、単純な、平易な、素朴な」と訳されます。
「シンプルなワンピース」という場合、装飾などが少ないワンピースのことを表します。
「シンプルに伝える」といった場合には、分かりやすく伝えるといった意味になります。
「単純」と「シンプル」の違い
単純は込み入っておらず分かりやすいことを表す言葉で、シンプルは単純な様子を表す言葉です。
同じ意味で用いられることもあり、「その問題は単純だ」というような場合には、「その問題はシンプルだ」と言い替えられます。
ただし、シンプルには飾り気がなくて簡素という意味もあります。
「シンプルなドレス」ということはありますが、「単純なドレス」とはいいません。
「単純」の例文
・『このおもちゃの仕掛けはとても単純だ』
・『彼は単純なので、好きな人がいると笑顔になる』
「シンプル」の例文
・『インテリアはシンプルにコーディネートしているが、アクセントカラーを取り入れている』
・『素材の味を引き出すために塩だけでシンプルに調理した』
まとめ
単純は込み入っておらず分かりやすいことで、シンプルは単純な様子のことをいいます。
また、シンプルには飾り気がなく簡素といった意味もあります。