この記事では、「悩み」と「課題」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「悩み」とは?
どのようにしたらうまく問題を解決できるかに頭を抱えてしまうのが「悩み」【なやみ】です。
例えば、古い家の土台部分が腐ってしまったとき、あまりお金をかけられない状況であるので、どういった方法を選べば負担なく修理できるか深く考えてしまいます。
また、客が来るとき何を作ればいいか相手の好みが分からないので困ってしまうのです。
このように、問題が起きたとき、かなり考え込んでしまう状態を指します。
「課題」とは?
自分に対し、あえて何を考えればいいか問題を出して解決策を見出すことを「課題」【かだい】といいます。
例えば、「今後に取り上げるべき課題だ」と、何をどう解決していく必要性があるか具体的に取り上げるのです。
また、「課題を1つ取り上げて紙に書く」といえば、何を目指して達成してみたいか記します。
また、「課題を検討する」と職場では具体的に考えなければいけない問題を取り上げて、うまく解決できるようにするのです。
「悩み」と「課題」の違い
ここでは「悩み」と「課題」の違いを、分かりやすく解説します。
問題を与えられたとき、解決しようとしても難しいため解けないことを「悩み」といいます。
ここから「人に相談できない悩みがある」といえば、私生活が関係しているため簡単には人に話せず困ってしまうほど頭を抱えるのです。
もう一方の「課題」は自分の能力を高めるため、あえて問題に取り組むのに行動するという意味があります。
「悩み」は人から与えられた問題がうまく解決できない場合でも使われていて、「課題」は己の能力や知識を高めるため自らが与える問題を指すところが違う点です。
「悩み」の例文
・『商品が売れない悩みを抱える店を救うため新商品を考えた』
・『家の修理費用や子供の学校はどうするか被災者の悩みが絶えない』
「課題」の例文
・『気温上昇防ぐ方法を考えるという課題を取り上げた』
・『災害に必要な物や関連死といった課題に取り組んだ』
まとめ
問題について取り上げて、どのようにしたらいいか具体的に取り組むところは同じです。
ただ、意味に違いがありますので、どういった状態のとき使うかを考えてみましょう。