この記事では、「漁る」と「すなどる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「漁る」とは?
「あさる」と「いさる」という2通りの読み方をもつ言葉です。
「あさる」と読む場合は、動物が餌や獲物を探し求めることや、物や人を探し回ること、何かを求めてその動作をあちこちで繰り返すことを表現すると考えられます。
欲しいものを見つけるために努力するという積極的なイメージを持ちます。
その一方で、「いさる」と読む場合は、魚や貝などをとることを表す言葉です。
「すなどる」とは?
魚や貝などをとることを意味する言葉です。
「すなどる」という言葉は、すべてを奪い尽くすという意味に派生することがあると考えられます。
「漁る」と「すなどる」の違い
「漁る」と「すなどる」の違いを、分かりやすく解説します。
「漁る」と「すなどる」は、どちらも魚や貝などをとるという意味をもつ言葉ですが、使用される場面やニュアンスの違いがあります。
「すなどる」は、「漁る」と同じく、魚や貝などをとるという意味ですが、現代ではほとんど使用されないと言えます。
基本的には、古語や文学的な表現として残っている程度だと言えるでしょう。
「漁る」の例文
・『彼は古い文献を漁ることによって、自分の研究に有意義な情報を入手できた』
・『さまざまなデータを漁ることで、新しい知見を得られたので、自分のビジネスはもっと発展することだろう』
「すなどる」の例文
・『浜辺で潮干狩りする際に、沢山の貝をすなどることが可能で、とても楽しかった』
・『さまざまな魚をすなどることによって、彼は生計を立てている』
まとめ
「漁る」と「すなどる」は、同じような意味をもつ言葉ですが、読み方やニュアンスなどが異なります。
「漁る」は「あさる」と読み、物事を探し求めるという意味を表現する言葉です。
「すなどる」は、魚や貝などを捕るという意味を表現する言葉だと言えるでしょう。