この記事では、「防ぐ」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。
「防ぐ」という言葉の意味
左側にある「丘」を意味する象形と、右側の「両方に突き出た柄のある農具」の象形から成り立つ「防」という文字は、「張り出した丘=堤防」を表し、そこから「ふせぐ」という意味を持つ「防」という漢字が生まれました。
「防ぐ」という言葉の1つ目の意味は、「敵からの攻撃を抑えて守る」です。
2つ目は「好ましくないものに対して、中へ入れないよう遮る」さまを表す意味合いで使われています。
「防ぐ」の類語や言い換え
「防ぐ」という言葉の類語や言い換えは以下の通りです。
『塞(ふさ)ぐ』
「通り抜けできないようにする」さまを表す言葉で、あいている所に物を詰めたり、覆ったりすることで、すき間や穴を埋める際に使われる言葉です。
・『阻止(そし)する』
「妨げる」さまや「くいとめる」様子などを表す文言で、暴動やクーデターなどの反乱を強制的に止めて動きを妨げる際に使われる言葉です。
・『拒(こば)む』
「相手からの要求を拒否する」さまを表す言葉で、取引や商談において相手の要求や依頼などをはねつける際に用いられる言葉です。
・『封殺(ふうさつ)する』
「相手の行動を封ずる」さまを表す言葉で、相手の言動などをむりやりおさえつける意味合いで使われる表現です。
・『抑止(よくし)』
「ある事をさせないように押さえつける」さまを表す言葉で、他者の行動を抑えてとどまらせることを表す言葉になります。
「防ぐ」の類義語
「防ぐ」の類義語は以下の通りになります。
・『制圧(せいあつ)する』
「力や軍隊などで相手を押さえつける」さまを表す言葉で、暴動や反乱に加えて、対立している集団や植民地域などを力で押さえつける際に使われる言葉です。
・『ひしぐ』
「押しつけてつぶす」さまを表す言葉で、相手の勢いをくじいたり、頓挫(とんざ)させる際に用いられる文言です。
・『せき止める』
「流れや勢いなどをさえぎってとめる」さまを表す言葉で、元々は堰(せき)によって河川やダム、湖沼などの水を仕切って貯める際に使われていた文言です。
・『防御(ぼうぎょ)する』
「敵の攻撃から身を防いで守る」さまを示す言葉で、攻撃を避けて、自分自身を守る様子を表す言葉です。
まとめ
今回は「防ぐ」という言葉について紹介しました。
「防ぐ」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。