この記事では、「願い」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。
「願い」という言葉の意味
左側にある「崖や岩に空いた穴から湧き出す泉」の象形と、右側にある「人の頭部を強調」している象形から成り立つ「願」という文字は、「きまじめな頭」に「水をかける」という意味合いから、自分の考えや主張などを曲げずに、ひたすら「ねがう」ことを意味する「願」という漢字が誕生しました。
「願い」という言葉の1つ目の意味は、「こうなってほしいと望むこと」です。
2つ目は「(実際に)手続きなどを踏んで願い出る」さまを表す意味合いで使われています。
「願い」の類語や言い換え
「願い」という言葉の類語や言い換えは以下の通りです。
『意志(いし)』
「目的や計画などに対する気持ちや考え」などを表す言葉で、ある事柄についてそれを行いたい気持ちや、逆に行いたくない意向などを持っている様子を示す言葉です。
・『希望(きぼう)』
「将来に対する期待」や「明るい見通し」などを表す言葉で、あることを実現しようと望んで願うことを示す言葉になります。
・『願望(がんぼう/がんもう)』
文字どおり「願って望む」さまを表す言葉で、「こうしたい」「このようにしたい」「こうありたい」などと思い祈る際に使われる言葉です。
・『所望(しょもう)』
「こうしてほしいと望む」さまを示す言葉で、ある物を手に入れたかったり、ある事をしてほしかったりした場合に使われる言葉です。
・『要望(ようぼう)』
「物事の実現を強く求める」さまを示す言葉で、必要なこととして、ある事柄の実現を強く願い求める際に用いられる文言です。
「願い」の類義語
「願い」の類義語は以下の通りになります。
・『一念(いちねん)』
「深く心に思う」様子を表す言葉で、 ひたすら心で深く思いこんだり、ひとつの事を心から祈ったりする際に使われる表現になります。
・『申し出』
主に口頭や文書などで自分の意向を団体の責任者や代表などに知らせる際に使われる言葉で、「希望や意見などを相手に申告する」という意味合いで使われています。
・『陳情(ちんじょう)』
「目上の人に、実情や心情などを述べる」さまを表す言葉で、主に国民から公的機関に対して問題の実情を意見し、解消を求める際に使われる言葉です。
・『嘆願(たんがん)』
「事情を説明して熱心に頼む」様子を表す言葉で、基本的には実現するのが非常に困難な事柄を他の人に依頼したり、頼み込んだりする際に使われる表現です。
まとめ
今回は「願い」という言葉について紹介しました。
「願い」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。